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C.アバド:ハイドン交響曲第103番「太鼓連打」  

クラウディオ・アバドのお気に入り盤はいくつかありますが、今日久しぶりに聴きたかったのは迷った末、ハイドンの「太鼓連打」。
ベームやカラヤンの巨匠時代の演奏もあれば、マリナーやC.デイヴィス、ハイティンクなどハイドンの魅力を見事捉えた演奏、またブリュッヘンやクイケンの古楽オケ、と様々交錯する頃、アバドはどんな演奏かと期待したものです。アバドはヨーロッパ室内Oの柔軟な演奏力で古楽指向も吸収した新時代のハイドン演奏の先駆けにも思います。1989年録音の「太鼓連打」などは最新の評判の高い演奏に引けをとらず、ミンコフスキも及ばない、I.ボルトンでやっと比較し得るかなという感じです。

ハイドン 交響曲第103番「太鼓連打」&102番
クラウディオ・アバド指揮、ヨーロッパ室内O
1989年、D.G

アバド hay 102

第一楽章、フェルトを巻かないマレットで叩く古楽器timpによる痛快なソロ、今でこそ普通だがアバド盤で始めて聴いた。これが会場の響き具合もよく聴かせる、序奏はあまり引きずらずさらりと行く、弦楽は涼やか、主部は程よく快速、重くない響きで各パートの見通しが良い、ダイナミクスの切れ味よく、溌剌と始める、一音一音に込められた絶妙のデュナーミクは並ではない、休符をやや伸ばし、次へ入る間が引きつける、小気味よい推移で楽章を見事まとめる。
第二楽章もあまり遅くしない、リズム感も出しながら、弦楽のしなやかな味わいも聴かせる、総奏のダイナミクスも切れがよく重すぎない響きが良い、vlソロも魅力で、コンマスの手腕であろうか、控えめながらセンスの良い装飾を聴かせ、価値を上げる。
メヌエットも速めで軽やか、リズムの切れが良い、短調では充実感のある響き、トリオは幾分ゆっくり、クラリネットが活躍するが、ここでもちょっぴり装飾を入れてお洒落感覚も聴かせる。ふたたび快活なメヌエットが心地良い。
終楽章、やはり快速だが、ロンド風の総奏と弱奏の押しては引く対比を聴かせながら、展開部から終結へと盛り上げていく構成の見事さをかっちりと聴かせ、痛快にまとめる。
102番共々、全楽章不満なく聴かせてくれる演奏はそんなにないです。アバドの96番、105番は名演だそうですがまだ持っていないので、ぜひ聴きたいです。
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category: F.J.ハイドン

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