Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

ガット弦(低音用)の計測  

歴史的な弦を作っているメーカー、アキーラ、ガムゥト、キルシュナーなどは低音弦の品番をプレーン・ガットの太さに置き換えた表示をしています。a社の150は1.50mm、g社は1.50mmとすばり表示しています。しかし、g社によくあるんですが、パッケージの表示と違う中身が入ってきたことが数回あったので注意がいります(凄いときはパッケージだけで中身がカラのときも;)、プレーン・ガットなら外径を測ればすぐわかりますが、a社のローデド・ガットやらg社のGimped gut、またナイロン芯の巻弦も外径からはわかりません。いつも以下の方法で確認しています。

まず、下が弦の重さと長さからガット相当径を計算する式です。
ガット計算

精密秤で弦の重さを実測し、長さも測る、
左はg社ローデド・ガット(C180)で3.94g、長さ1.20m
右はg社Gimped gut(1.50mm)で2.30g、長さ0.94m

計量
計算結果は、
ローデド・ガット:C180→1.77mm
Gimped gut:1.50mm→1.53mm

両者、ほぼ正確に出来ています、冬の乾燥を考えれば少し軽い(細い)くらいが適正でしょう。

ちなみに両弦の実際の外径
直径
ローデド・ガット:C180→1.28mm (71%)
Gimped gut:1.50mm→1.21mm (81%)

圧縮率はローデドのほうが高いですね。

ガットの低音弦というのはボコっと鳴るだけだけど、何故か味があるんですね^^;
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category: 楽器について

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コメント

ガットの太さの誤差について

0.01g単位の重量計測用の精密秤。また、マイクロメーターによる、0.01mmまでの計測。普段は、ここまで見る機会がないので、興味深く思いいました。
 マイクローメーターによる計測で、1m?単位の長さの中で、中心部と先端部で、誤差があるのかどうか、気になりました。誤差が大きいと、同じガットから切り取る場合、中心のみを使うのか、あるいは、大きく切り取って、端の方は破棄するのか。ガット自体の太さによる、影響が気になった次第です。

tenkichi995 #- | URL
2014/02/17 09:05 | edit

tenkichi995様 こんばんは

ガット弦は回転させながら端から端まで研磨して太さは均一にしてあるはずです。実際、数か所マイクロメータで測っても整っています。しかし張ってみると不良振動を起こす弦がありますね、外径は均一でもガット素材そのもの、あるいはガットの捩り具合で、密度にムラがあるせいかと思います。よって、弦全長のどの部分を使うのが良いか、張ってみないとわからないですね、振動不良の場合、位置をずらして張り直してみると、いくらか良くなるときもありますが、不良弦はどう張ってもダメなものが多いです;

michael #xNtCea2Y | URL
2014/02/17 19:11 | edit

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