Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

B.ハイティンク&クリーヴランドO:ハイドン交響曲第86番 CD-R  

ハイドンの魅力を結集したような交響曲第86番、1976年のハイティンク指揮、クリーヴランドOのCD-Rが届きました、以前レビューしたハイティンクのSKDを振った86番も屈指のお気に入り盤ですが、今回はクリーヴランドO、ってところに興味が湧きます。録音は放送用のテープで、古い磁気テープの弱点、ヒスノイズ、ワウフラッター、左右チャンネルのふらつき、がそのまま出ていますが、それを飛び越して演奏の覇気が伝わってきます。ドイツより、アメリカの聴衆の前のほうが指揮者もエキサイトするのかもしれません?^^ハイティンク47歳当時の演奏、まだまだ若々しいでしょう。2004年のSKDとの演奏は新時代感覚でしたが、当盤は70年代らしさも感じさせます、ハイティンクもアバド同様、進歩を見せますね。

hai hay sym86
ハイドン 交響曲第86番 1976年
マーラー 交響曲第9番 1973年 
ベルナルト・ハイティンク指揮、クリーヴランド管弦楽団


ハイティンクの演奏はいつもながら、余計な飾りっ気なく、純粋な感覚、ハイドンの演奏には理想的です。端正に整いながら、ガツンと来てほしいところもちゃんと心得ている。

第一楽章、序奏はクリーヴランドOの豊かな美音を聴かせるようなレガートな表現、ダイナミクスはズンと押し出す、主部は一転して快速、覇気にあふれ、弦の清涼な響きとずしっとくる力感で、アメリカ・オケ的な魅力も拾い上げている気がする。展開部ではさらに迫りくる、展開部の終わりの決めっぷりも痛快、再現部ではオケ側も気合いが入ってきたように聴こえる。
第二楽章、SKDとの演奏よりはゆっくりのテンポだが、普通くらいでしょう、クリーブランドOのふくよかな弦の響きを聴かせる。しかし、のっぺりと流れる緩抒楽章にはしないのはさすが、構成感を捉え、短調の部分ではハイドンならではのファンタジーをよく表現する。
メヌエットも後年よりはややゆったりして、70年代風の感覚もある、クリーヴランドOのダイナミックサウンドで切れ味のあるメヌエット、トリオでの穏やかな気分との対比が際立つ。
終楽章、ここは快速、極めつけ、エネルギーをまとい、迷いなく快進していく、ライブならではの熱気に包まれ、さすがのハイティンクも冷静沈着の域からちょっと踏みだして勝負しているかように感じる、が、ちゃんときめているv

当盤もハイドン音盤倉庫Daisyさんのレビューで情報を得たもの、こちらもリンクします。
ハイドン音盤倉庫、ハイティンク/コンセルトヘボウ管の奇跡、99番(ハイドン) 
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category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 2

コメント

michaelさん、おはようございます。
リンクありがとうございます。ハイティンクはいいですね。ハイドンの音楽の骨格を見事に表現するし手腕は流石です。こうなると残る「悲しみ」の演奏も聴きたくなりますね。

Daisy #- | URL
2014/02/25 07:42 | edit

Daisyさん こんばんは

>「悲しみ」
疾風怒涛期の作品をシカゴ響で、近年の録音ってところが興味わきますね。

michael #xNtCea2Y | URL
2014/02/25 19:00 | edit

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