Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

J.M.クラウス四重奏団:J.M.クラウス四重奏曲第1集  

さて、乗り出した船で、クラウスの室内楽を続けます。
今日は随分前に手にしたお気に入り盤、その名もヨーゼフ・マルティン・クラウス弦楽四重奏団による、2枚のアルバムの第1集です。1st.vlで率いているのはW.エールハルトです、先日のfl.トラヴェルソのM.サンドホフと同じく、コンチェルト・ケルンゆかりの人はJ.M.クラウスに力を入れているのか、名演盤を出しています。やはり共通なのはキレ味抜群の緊迫感をもって聴かせるところ、もちろんこの上ない繊細さも魅力。
当盤の録音は会場の響きが石質だが、わるくない、演奏の鋭さが増して効果的v

レーベル:CAVALLI RECORDS 
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ロ長調op.1-2、快調な魅力の第一楽章、穏やかながら気分の移ろいが深い味の第二楽章、スケルツァンド・アレグレットの終楽章、ロンド主題の間に鋭さを聴かせ、ふっと終わる。
ヘ短調、短い楽章が2つのみ、アンダンテ・ディ・モルトはほの暗く幻想的、2つ目の楽章はアレグレットで明るさに転じるが、ちょっと悩みどころも聴かせる。
ハ長調、第一楽章は長めで、たっぷり内容を持つ、展開部が期待に応え、深く掘り下げ、ゾクっとくる味わい。
以下2曲は先日のM.サンドホフ盤にも入っていた曲、
ト短調op.1-3、フーガの第一楽章はさすが、こちらの演奏もいい、第二楽章ロマンツェはわりとさらりと演奏する、終楽章、こちらは比較的ゆっくりと、がっちりリズムを踏みしめるように弾くのがまた効果的。
さて最後が傑作、ニ長調op.1-4、ちょっと楽譜を引用、

kraus sq

第一楽章の一部だが、赤枠で囲ったところ、これはクラウスがよく使うリズミカルで快調な節回しの一つ、これを聴いただけでクラウスらしい。
そして終楽章はまさに痛快フルスロットル、鋭い静と動のインパクト、この楽章の魅力を群を抜いて全開に聴かせる。チェロの弓を叩きつけるような奏法はギターのラスゲアートのように情熱的、当盤もクラウス・ファン必聴でしょう。ちょっと入荷がむずかしそうな雰囲気かな;
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