Micha クラシック&リュートの楽しみ

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交響曲第44番「哀悼」  

エステルハージ時代の傑作で疾風怒濤と呼ばれる古典派短調交響曲の中でも最高に位置するものでしょう。Mourning「哀悼」とう副題が合うのは第3楽章ですかね。

古典派オケのベーシックな編成は弦楽にオーボエ2、ホルン2、(+ファゴット)が加わっただけですが、私の耳にはこれで十分、とても色彩感豊かです。管楽器は旋律を吹く部分もあれば、長く音を引いてハーモニーを彩る役割もします、小刻みに演奏する弦に対して大らかな対比がでていいですね。
ピリオド演奏でよく行われる、オーボエがこの長いハーモニーの音をノンヴィブラートで、ツーっと現われ、ツーっと弱まる、この表現法は素晴らしいです。これがまず44番の第1楽章で聴けます。好例として、やはり古楽オケになりますが、

トン・コープマン指揮 アムステルダム・バロックO
速めだけど、速すぎないテンポがいいですね、弦のデュナーミクが丹念で味わいがあり、弦・管のバランスがよく気持ち良く聴こえてくる、とにかく上手い、録音も滑らかな音質、最も満足感があります。
動画サイト→T.Koopman Haydn Sym:44

sym 44

次はブルーノ・ヴァイル指揮 ターフェル・ムジークO
こちらも、いわゆるピリオド演奏の魅力が良好な録音バランスで味わえます、第4楽章がかなり速めですが、時にはこのスピードが良かったりするんですね^^
T.ピノック盤もこれらに並ぶ演奏ですが、バランス的にやや弦が強いのが惜しいです。
モダン・オケではハイドン交響曲全集のA.フィッシャー盤も好演かと思います。

第2楽章と第3楽章の配置を入れ替えるといった例は多々ありますが、たしかに曲によってこの配置は有効ですね。
第2楽章の短調メヌエットは第1楽章の熱烈ムードの余韻がある感じです。
第3楽章は天へ昇るような無重力感、ハイドンの緩徐楽章の最高傑作かもしれません。
このあとに、ふたたび熱烈な第4楽章です、もはや言うことなし。
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category: F.J.ハイドン

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