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Michael: Classic音楽,リュート,宇宙

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パラディアン・アンサンブル:トリオ・ソナタ集  

バロックの室内楽を続けます。当盤はだいぶ前、アメリカのアウトレット・ショップで適当に曲名で選び、何枚かまとめ買いした中の1枚ですが、先日のタルティーニ《悪魔のトリル》ほかのCDで名演を聴かせたパラディアンズの前進、パラディアン・アンサンブルの演奏です。トリオの編成をとるヘンデル、テレマンなどの魅力的な作品を集めています。vlのレイチェル・ポッジャー始め4人の奏者が腕利き揃いで素晴らしい、鍵盤が無い分、W.カーターがリュート&ギターで大いに活躍する。

パラディアン・アンサンブル
パメラ・トービー:リコーダー
レイチェル・ポッジャー:ヴァイオリン
スザンヌ・ハインリヒ:バス・ヴィオール
ウィリアム・カーター:アーチリュート、バロック・ギター
 

palladian ens
palladian ens02

1曲目 ヘンデルのソナタ ヘ長調はいつものヘンデルらしい作品、P.トービーのリコーダーも美しいが、対を成すポッジャーのvlが非常に透明感があり、しなやかさと切れ味で引き付ける。フーガで書かれた第4楽章がじつに清々しい。
2曲目 テレマンのソナタ ト短調、緩急緩急の楽章配置、第一楽章からテレマンらしい短調の雰囲気、第二楽章は闊達、ここはリコーダーのタンギングの素早く粒だった切れ味が魅力、そして対位旋律だったり平行旋律だったり、パート同士の間髪を入れない受け答え、これぞテレマンv、長閑な第三楽章に続き、終楽章はリズミカルで民族音楽的な味、二つのソロに加えガンバとアーチluteが力強くリズムを強調する。
3曲目、ジャン=マリー・ルクレールの序曲 ト長調、第一楽章が付点リズムのスタッカート、アレグロと続くが、フランス風序曲的でもある、対位法のアレグロはひじょうに闊達な魅力、通奏低音ではギターのラスゲアートがリズムを刻むがこれがラテン的な風合いでぴったりくる。第二楽章ドルチェ・アンダンテは一変、憂いにに満ちた楽章、長閑なメヌエットで終わる。
4曲目、ヘンデルのソナタ ロ短調、アンダンテで始まるが、ややリズミカル、ここでは通奏低音はギター、第二楽章、リコーダーとガンバの低音で開始、vlも加わるが、ガンバのパートの旋律も充実して味わい深い。終楽章ではまたギターが闊達な雰囲気を与える。
5曲目、J.J.クヴァンツのソナタ ハ長調は三楽章で、次の時代へと繋がるギャラントな作風。
最後のテレマン、ソナタ イ短調、緩急緩急の楽章、締めくくりにふさわしい魅力な曲、第一楽章の始まりの旋律は親しみがあるので、多くの演奏を聴いてきた、この曲でも通奏低音にバロック・ギターを使う、ヘンデルやテレマンにギターってのは史実的にもミスマッチかと思われたが、この演奏を聴くと水を得た魚のように活躍の場となる。テレマンの急楽章の密度の高い高揚感に切れ味のよいラスゲアートはぴったりくるv、終楽章は極めてテンポを上げ、各パートの緊密さと民族的、ラテン的にも聴こえる情熱をもって見事に決める。

PS.特にテレマン好きの方には名演かと思います、通販サイトは品切れのようで今は中古、アウトレット市場を探すしかなさそうです;
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category: その他・バロック

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コメント

あっ、面白そう(^^)
最近レイチェル・ポッジャーをよく聴いているので、興味津々です。
テレマンを聞いてみたいです、( ..)φメモメモ

monopod #mQop/nM. | URL
2014/04/07 04:44 | edit

こんばんは
monopodさんもバロックはお好きですか、テレマンいいですね。

「兵庫運河にて」
とても深い青の色調がすばらしく、感動しました。

michael #xNtCea2Y | URL
2014/04/07 19:41 | edit

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