Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

I.ヘブラー:モーツァルト ピアノ協奏曲第24、26番  

モーツァルト演奏家として名高い、イングリット・ヘブラーが60年代半ばから録音したモーツァルト ピアノ協奏曲はひとつの標準演奏として持っておきたい録音です。粒立ちよく清楚に整え、技巧的な部分もさりげなく聴かせる。このように演奏するのも大変な集中力でしょう、モーツァルトの演奏として最も好ましい。またオケはロンドン響だが数人の指揮者と共演しているのも興味深い。
じつは手元に同盤が2枚あり、左はB面の24番の第3楽章に傷があって聴けない、右は盤の反りが大きく、外周あたりが聴けない、ということで第3楽章のみ乗せ替えて右の盤で聴きます、せっかく良い録音なのにめんどくさい^^;

i haebler moz
1966~1967年録音 PHILIPS

メインはB面、コリン・デイヴィス指揮による24番ハ短調、この曲は半分はシンフォニーといえる聴きごたえのある作品、録音はフィリップス盤としては意外なほど細密に聴こえ、弦、木管がきらびやか、ピアノも使用楽器の特長まで聴けるようだ、しかし全体には爽快で厚みもある。かっちり引き締めたディヴィスの前奏を聴くだけで充実感がある、ヘブラーのピアノは全面に出過ぎることなく控え目、オケ楽器の一部のようなバランスで溶け合いのよい音楽、しかし確実なテクニックで粒立ちのよい音一つ一つが明確に聴ける。第二楽章はロンド形式、終楽章は変奏曲、変奏曲とはいってもかったるい曲ではなく、ソナタ形式に匹敵する山場を変奏によって築くのはさすがモーツァルト、何をやっても上手くできてしまう天才、出来が良すぎてかえって親しめない?という面もありますが;
A面の26番「戴冠式」はヴィトルド・ロヴェツキの指揮、あまりにお馴染みの26番ですが、あらためて聴くとやはり良いです。モーツァルトの不変のポピュラー性の代表のような。最新の多くの演奏に対し、ロヴェツキには古式ゆかしい良さを感じ、ヘブラーのピアノと一体で安心して聴ける完成度、かならずしも新しい演奏が良いとは限らないですね。
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category: モーツァルト

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