Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

ハイドン交響曲第96番「奇跡」の名演  

ちょっとご無沙汰だったハイドンのレビュー、
S.クイケン指揮、ラ・プティット・バンドのロンドン・セット、96~98番あたり、まだしっかり聴いた記憶がなかったので、今日は96番「奇跡」です、なんとこのセット中、一番のお気に入りとなりそうな演奏でした。102番もひじょうに良かったけど。
まずこのDHMの録音はいつ聴いてもすばらしい、ラ・プティット・バンドの弦の限界まで磨き上げたような美音、深く厚みをもった低音、じつに奥行きの深いサウンド。

kuijken hay 96

第一楽章、粘らずにさらりと聴かせる序奏、主部は弦の美しい弱奏で始まるが、続くトゥッティの力感が大きな対比でじつに雄大、96番をがっちりした風格を持って聴かせる、しかも総奏音は分厚い塊にならず、見通しのよい響きが好ましい。
第二楽章も同様に彫の深い風格をもって聴かせる、何の小細工もなく充実感を湛える。
メヌエット、心地良い力感は同じ、木管、tp、timpが交錯するように切り込んでくる、トリオのバロックobのツーンと響く音も味わいがある。
終楽章、あまり急がず、きちっと折り目正しい、弱奏、強奏の対比は第一楽章同様、終楽章もがっちり風格をもたせる。

さて、これまでの96番「奇跡」の名演を振りかえってみたい、
S.クイケンの当演奏と並ぶ素晴らしいのは最近聴いた、
アイヴァー・ボルトン指揮、ザルツブルク・モーツァルトO
ボルトンの古典派演奏は何を聴いても理想と言えるほど素晴らしい、ハイドンは続編を次々だしてほしい。

そして希少なLP盤の
ベルナルト・.ハイティンク指揮、RCO
ツボを得た見事な演奏を刻銘に捉えたフィリップスの名録音。

おなじく外せないのが
クラウディオ・アバド指揮、ヨーロッパ室内O
これもアバドがピリオド指向に向ってきた、ハイドンの理想の演奏を録音したもの。

そして、期待通り、安定的に名演を聴かせる
コリン・ディヴィス指揮、RCO

ほかにもあるが、96番は以上挙げたあたりが繰り返し聴きたい演奏です。
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category: F.J.ハイドン

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