Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

スメタナSQ+J.スーク:モーツァルトの弦楽五重奏曲No.3 & 4  

DENONのPCM盤を見つけると、つい欲しくなってしまいます。録音は当然のように素晴らしく、またスクラッチノイズもほとんどない品質の高さ、買って損はない^^音源が良いだけにカートリッジを替えてみても、それぞれの特性で味わえる、CDにはない楽しみです。
スメタナSQ+J.スークによるモーツァルトの弦楽五重奏曲No.3とNo.4、これもふと見つけて即買いでした。ヨセフ・スークは元々のメンバーであるかのようにスメタナSQの美音の一員となり、作品の様式美を申し分なく聴かせる。

moz quin 3
スメタナ弦楽四重奏団、ヨセフ・スーク(第一ヴィオラ)
1976年録音


四重奏が五重奏になることで、1つ又は2つの弦がソロを弾き、コンチェルト風にしたり、vlの二重奏とvaの二重奏の掛け合い、全楽器のポリフォニーなど多様な表現に広がるという。ディベルティメントのような外面的華やかさより、音楽通がじっくり味わう内容となり、簡潔な主題による緻密な内容で休符の効果も多様したハイドン風の室内楽の趣きも感じる。

五重奏曲No.3ハ長調
第一楽章はvcの上行旋律に1st.vlが呼応する主題に内声が和音をきざむ、すっきり簡潔な始まり、やがて各楽器の絡むポリフォニクな書法を聴かせては再び冒頭のすっきりした主題に戻る、この繰り返しで展開部も程よい深みを出すがあまり大袈裟な盛り上げにはしない。第二楽章は穏やかな美しさ、1st.vlと1st.vaによる対話を聴かせる。メヌエット、落ちついた主題は典雅なタイプとは異なり、プライベートな感覚で味わいがある。終楽章は軽快なロンド主題、繰り返されるこの主題が出るたびに心地よいのは構成の妙というか流石。
五重奏曲No.4ト短調
短調作品とはいえ、あまり悲哀的な感覚はない、vcを使わない軽快な伴奏リズムの上にvlによる半音進行を含む第一主題の動機が印象的で支配的、同じ伴奏の上に第二主題も弾かれる。展開部は第一主題で始まり次の第二主題の展開がぐっと深みを聴かせる。第二楽章にト短調のメヌエットを置き、第三楽章が変ホ長調のアダージョ、弱音器をつけたvlが夢見心地の楽章とする。終楽章、珍しく短調の序奏を置き、ト長調に転じたアレグロのロンドとなる、短調作品としながら実質、長調作品のような曲はハイドンによく見られる。
関連記事

category: モーツァルト

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/607-c8b935f3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック