Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

L.キルヒホーフ:「リュート音楽三世紀の旅」  

リュート奏者ルッツ・キルヒホーフはSONYレーベルにいくつか録音していますが、初期にだした「リュート音楽三世紀の旅」と題したアルバムはまさにルネサンスからバロックまでの聴きどころを拾いだしたものでした、

キルヒホーフ

出版物として楽譜が出ていない曲もあって、特に気に入った曲が当CDの中のDubutが書いたシャコンヌ イ短調です。リュートのためのシャコンヌやパッサカリアはS.L.ヴァイスも魅力な曲を書いていますが、キルヒホーフの切れ味の良い演奏でヴァイスの曲にも勝る魅力を放っていた。
参考: "Preludio/Chacona en La menor" (Mouton/Dubut) para laúd
(はじめにMoutonのプレリュードが弾かれ、続いてDubutのシャコンヌです)

Dubutの分厚い曲集を取り寄せてもこの曲は入っておらず、ついにはキルヒホーフ氏本人に出どころを尋ね、リュート・ソサエティ・アメリカがマイクロ・フィルムを所管しているとわかり、フィルムを借りてスキャン、これはいくつかの作曲者を集めた当時よくあった写本です。

dubut chaco

原譜のインクがかなり褪せていて、プリントアウトしても潰れて読めないところがあった、画面に表示すれば微かに読めたのでそこは筆写、という具合でやっと下記のように出来上がり、たった5分程度の好きな曲を手に入れるのにこの手間;;
11コースluteのレパートリーとして再挑戦したいです。

dubut chaconne

おそらく世界中の保管庫に知られないまま眠っている傑作があることでしょう。しかしこれ以上楽譜を集めても残りの人生で弾けっこないので、私はこのへんにしておきます;
関連記事

category: リュート作品

tb: 0   cm: 4

コメント

おはようございます。

バロック時代のリュートは出版されたものよりも、写本という形で残されているものが殆どですね。

恐らく、私家版として編まれたものなのでしょう。

リュートのレパートリーは膨大なので、レパートリーを開拓しようとすると、ある程度ポイントを絞らざるを得ません。

マンドーラや13コースのレパートリーも興味がありますが、何だかんだで手が出せないんですよね;

黒羊 #FynsjLCE | URL
2014/07/13 08:19 | edit

黒羊さん おはようございます

たぶん印刷するほどリュート人口は多くなかったんでしょうね。
リュートの写本を見ていると、初心者のためか、運指が細かく書き込まれたものもあって、実用の痕跡のようで面白いです。また写本ですから、原作どおりじゃないかもしれません、編者のリアライゼーションで書かれたと思われるものも?
いずれにしてもリュートオリジナル作品がいいです、バッハは今後もやらないでしょう;

michael #xNtCea2Y | URL
2014/07/13 09:48 | edit

セズネ写本などは運指のほかに書き込みもあって興味深いですね。
一方で、ヴィットゲンシュタイン・リュートブックみたいに、運指は書かれておらず、キチンと清書しているのもあります。何か目的があったのでしょうか。

私もバッハは弾こうと思わないですね。オリジナル作品がこれだけあるので、それでもう十二分です。

ところで、michaelさんは13コースでどんな曲を弾きますか?

黒羊 #FynsjLCE | URL
2014/07/13 10:26 | edit

ヴァイスを弾く際には13コースですが、11コース作品でもときに13コースを使います。響き具合が曲に合うときなど、コースやポジションによって良く鳴る箇所が個々に違いますね、使い分けはわりとアバウトです。

michael #xNtCea2Y | URL
2014/07/13 13:13 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/624-3bd42f30
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック