Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

コレギウム・アウレウム:バッハ ブランデンブルク協奏曲No.2,3,5  

かつては随分集めたコレギウム・アウレウム合奏団のLPはその後殆ど手放してしまった。古楽器を用いながら、学術めいたところなく、当時一般的だったバロック合奏団と同様に親しみやすい演奏を提供していた。その後SEONやDHMからレオンハルト、クイケン始めとする古楽奏法による演奏が登場してから時代が変った。つい懐かしくコレギウム・アウレウムによるブランデンブルク協奏曲2、3、5番の入った1枚を先日入手、明らかに古い盤だが状態は上々。バイエルンにあるフッガー城の杉の広間という美しい音響の会場でHiFi録音されたというのも魅力だった。 
コレギウム・アウレウムは当初、DHMが古楽器による録音を行うため結成された団体だったが、現在のカペラ・コロニエンシスとほぼ共通メンバーだったそうで、好評により演奏旅行を行うようになった。私も名古屋での公演でモーツァルト・プログラムを聴いたが、クラリネット協奏曲が名演で楽章の合間にも拍手がおきた。

bach bran 2 3 5

全曲、モダン・ピッチのようだ。
1曲目の第2番がいい、ソロも弦楽もしなやかなタッチ、モダン楽器による古楽アプローチは可能だが、その逆も可能。エドワード・タールのバロックtpが一際透明で朗々と響く、これは初めて聴いた時素晴らしいと思った、M.アンドレがいかに上手くてもこの音は出ない、H.M.リンデのリコーダーが明朗に響く、愛用の象牙製だろうか、F.J.マイアーのvlはふくよかな美音、バロックvlを美しく鳴らす奏法には違いない。第二楽章の通奏低音のvcも極端なヴィヴラートやレガート奏法は取らず、わりとすっきり、終楽章でのtpの輝きがまた爽快、E.タールはA.ヴェンツィンガーとの録音でもバロックtpの室内楽的な奏法を聴かせている。
第3番は弦楽の特質がわかるが、鋭い表現はとらずふくよかに溶け合う、終楽章もそれまでの馴染みのあるテンポだがさすがに遅すぎるということはない。その後のレオンハルト盤のスピードに驚くことになる。
第5番、非常に馴染みやすい演奏、当時のHiFi録音らしく、明瞭なサウンドで、レオンハルトのチェンバロの音が冴えわたる、リンデのflトラヴェルソはくすんだ響きの古楽器らしさはなく、朗々とヴィヴラートで聴かせる、マイアーのvlがやや控えめに聴こえるがくっきり響く。特異なところはなくレオンハルトのソロも堅実に通す。
コレギウム・アウレウムは表現上はモダン風だが古楽研究の反映した要素ももちろん聴かせた。
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category: J.S.バッハ

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