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R.グッドマン:ハイドン 交響曲第93、94、95番  

台風が接近し、朝から雨、曇りの繰り返し、気温は23℃止まりでちょい小寒いほどです。でも暑いよりはいい;
ロイ・グッドマンのハイドン、続けます。

goodman haydn sym 93 94 95
ロイ・グッドマン指揮、ハノーヴァー・バンド

93番、序奏は堂々とした開始、じっくりしたテンポで風格あり、弦はぐっと弱奏でしなやか、強奏との対比を効かせる、主部は程よい快速、弦がしなやかだが、キビキビとした骨格で柔と剛を心地よく組みあわせる、展開部のホルンの輝きが効く。再現部の弦の第一主題に重ねる1st vlの副旋律が美しい。
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第二楽章は速めのテンポをとり、弦楽四重奏で始めるが古楽器ならではの味わい、短調のダイナミズムも思い切った強奏で引き付ける。
メヌエット、速めで拍を大きく捕えた軽やかなリズム、トリオではtp & timpが極めて力強く打ち出し、これもある意味びっくり、
終楽章、快速に始まる弦、レガートな感覚ももたせながら、キビキビした爽快感、展開部はがっちり風格をつける。

94番「驚愕」、第一楽章、この楽章の主部は器楽的な主題を使い開始はやはり弦をしなやかに表現、続く総奏の力感が鋭い、まさに純粋な管弦楽の面白さを追求した内容、弦のトレモロやパッセージが湧きたってくる、このあたり、まさしくシンフォニック、
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グッドマンは1st、2nd vlを左右に配置し、対等バランスなので、この武骨ともいえる構築の魅力を全開にする、弦のトレモロはエッジを立て過ぎず爽快さも聴かせる妙技、本当に上手くツボを押さえる。
第二楽章、弦で始まるおなじみ童謡風とも言える素朴な主題、反復の2回目では殆ど聴こえない弱奏にして、ffのびっくりを強打、このびっくりはあと2度あるが、グッドマンはみな同じffで炸裂させる、あとの2回でむしろびっくり、素朴なテーマが変奏で優美に変身していく。
メヌエットは速めで非常に快調、これぞ本当の演奏法ではないかと思える、大きく拍を捉え、愉悦で進める。
終楽章、快速だがきっちり折り目正しい、弱奏のロンド主題から総奏のシンフォニックな力感が痛快。

95番、第一楽章、彫の深い感じであまり流麗感のない楽章だが、グッドマンは速めのテンポで重くし過ぎず、推移の快調さを出す。展開部ではぐっと張りつめた魅力を聴かせる。tpの輝き、低音部のトレモロに重みをつけ意外な迫力。
第二楽章、ハイドンらしい健康的な主題の変奏、弦が中心の変奏のあと、徐々に力強さ、切れが魅力の変奏へと移る、わりと簡潔な楽章。
メヌエット、速めでリズムの切れ味を強調、短調の切迫感で聴かせる、トリオはvcのソロ、あまり粘らずさらりとリズミカルに表現。
終楽章、普通のテンポでしょう、弦による清々しいテーマの提示、やがて、見事なフーガの書法で引き込む、
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モーツァルト「ジュピター:終楽章」の簡潔版のような楽章だが、短めの中に見事に充実感を収めている、「ジュピター」ではコントラバスにも長々とパッセージを駆け抜けるところがあるが、ハイドンはファゴットに委ね、演奏負担を軽減した書き方のようだが、低音楽器の奏でるパッセージには只ならぬ熱気があって引き付ける。展開部、終結部のダイナミズムは鋭く強烈に盛り上げる。
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category: F.J.ハイドン

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