Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

フランス・ブリュッヘン氏 死去  

8月13日、古楽の巨匠、フランス・ブリュッヘン氏が79歳で亡くなりました。謹んで哀悼の意を表します。

ブリュッヘンといえばまず、古楽のリコーダー、flトラヴェルソの先導者でした、今日はレオンハルト、クイケンら同胞達とSEONに録音したブランデンブルク協奏曲No.5などあらためて聴きました。

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ブランデンブルク協奏曲No.5、ブリュッヘンの第一楽章で奏でる装飾ヴィヴラート、単に外面的な奏法だけじゃなく、その精神も我が物とした深い味わい、第二楽章でのS.クイケン、レオンハルトとの共演、今や貴重な宝玉のようなものです。その後どんな新盤が出てきてもこの存在感は揺るぎません。

やがて指揮活動に重点を移し、18世紀Oを結成、古典派を中心とした演奏活動が大いに注目されました。初めて聴いたハイドンの交響曲には驚きました。

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それまで古典派演奏といえば、ある意味、演奏界はマンネリ化していて進展のしようがなかった、そこにまるで異世界からの新風をブリュッヘンは巻き起こした、古楽器オケの透明感のあるサウンド、鋭く打ち出すダイナミズム、ブリュッヘンの前傾姿勢の独特の指揮ぶりには、作品の真髄を掴み取ろうとするような印象を受けました。いまいちよく聴けなかったハイドンの曲を隅々まで聴けて、欲求不満を解消してくれた。モーツァルト、ベートーヴェンも同様。
ブリュッヘンはじめとする古楽演奏は一時の演奏史で終わることなく評価され、それは良いからに他ならないが、伝統の常套手段にとらわれず、白紙から作品の真価を見つけ出す姿勢を示してくれたようで、その姿勢は続く演奏家にも少なからず影響しているようです。老巨匠と言われる指揮者にさえ後年にはそれが見られます。古典派には手を染めなかったレオンハルトにかわり、時代を動かしてくれた一人でしょう。
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