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B.ハイティンク、LSO:ベートーヴェン交響曲全集  

ハイティンクは'70年代にロンドン・フィルハーモニーOとベートーヴェン交響曲全集を録音していて、2回目がロイヤル・コンセルトヘボウOと'85~'87年に、3つ目が2005~2006年録音のロンドンSOとの全集で、"LSO"のレーベルでロンドンSOが出しているライヴCDです。
80年代のRCO盤が最も堅実なハイティンク黄金期の録音と言えるかもしれませんが、私が興味あるのは最新のLSO盤です。これも中古セールで見つけたもの。

hai be sym box
ベルナルト・ハイティンク指揮、ロンドン交響楽団
ベートーヴェン 交響曲全集(ライヴ) 2005~2006年録音


ざっと全曲、演奏の特長を聴いてみたが、やはりハイティンクもピリオド指向の新感覚へと向かっていた。RCO盤の重厚で落ち着いた感覚とはだいぶ変わり、テンポは速く、重い響きを控え、金管とtimpが明快で、見通しのよいサウンド。しかしハイティンクらしい端正、緻密な演奏に変りはない。第7番の終楽章たるや最高速並だが、あくまでハイティンクらしい緻密な合奏の決めっぷりで貫くのが痛快、これはRCO盤には聴けない。第8番も元気よく、第3番も不思議に長く感じない充実した時間を過ごさせる。第5番は始まりの運命の動機のフェルマータを引きずらず構成感を優先するのが過去と違う、いずれの曲もtimpが古楽器的なバンとした鳴り方で弱奏箇所でも明確でオケ・サウンドの要となっている。これは先般レビューしたC.デイヴィスのLSOとのハイドン交響曲のライヴ録音とも共通と言える。
なお、当全集にはトリプル・コンチェルトが追加されている、いまいち傑作とは言い難い曲かと思っていたが当演奏は聴ける。楽しみな全集、1曲ずつはあらためて。
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