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S.フランシスほか:ヴァンハル obと弦楽三重奏のための6つの協奏的四重奏曲  

久しぶりのヨハン・バプティスト・ヴァンハルの作品、ボヘミア出身のウィーン古典派、母国語ではヤン・クシュチテル・ヴァニュハルと読むそうです。フリーの作曲家として活躍した最初の人とも言われます。何を聴いても典型的なウィーン古典派の美質で整い、聴き辛いような曲がありません、逆に言えばもうちょっと灰汁の効いた踏み込んだ曲もほしいと思えてくるが、まあそれはハイドンとかクラウスが聴かせてくれるので。

vanhal ob q
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル (1739-1813)
オーボエ四重奏曲(協奏的四重奏曲)
No.1ヘ長調、No.2変ロ長調、No.3ト長調、No.4変ホ長調、
No.5イ長調、No.6ハ長調
サラ・フランシス(オーボエ)、タゴア・ストリング・トリオ
録音:1999年1月18日-20日 helios (hayperion原盤)


6つの協奏的四重奏曲とあるように、これはハイドンの弦楽四重奏曲のような緊密な室内楽ではなく、コンチェルト風室内楽として楽しむもの。いずれも短い4楽章で12分~14分程度、こうした作品の規模も演奏の場や依頼主の意向が反映しているでしょう。さすがヴァンハルは旋律美の閃きが尽きないが、1曲ずつ個性が強いというわけでないので、まあ気に入ったのを抜粋して聴けばよいでしょう。
演奏はすっきりとした美音で奏でられ、作品の魅力はよく聴かせる。当演奏はob、vl、va、vcの編成だがobはflに置き換え可とのこと、obにとっては高域を吹くところが多く、そこは聴かせどころ。全般にobとvlの二重協奏曲の要素が多い。しかし快調で卒なくきれいな曲を次々とよく書けるもんです。
第1番ヘ長調は特に終楽章のロンドがob,vlの切れ味よい掛け合いと快速感が見事。
第5番イ長調の第一楽章は流麗でじつに快活、展開部も程よく聴かせるが深入りしない。第二楽章は短調とし、気分を変える、obとvlが美しい掛け合い、終楽章では少々ポリフォニックな部分も置き室内楽的。
第6番ハ長調も快活な楽しさで始まる、obのパッセージや高域の演奏は聞きどころ、展開部も短い中に魅力を収める、第二楽章、旋律美は洗練されている。終楽章、これも快調な推移、obがわりとテクニカルで協奏曲風、チェロも入り込んだ室内楽的な技あり。ただメヌエット楽章がいずれも温和で普通、わるくないけど。
しかし聴き始めたら最後まで聴いてしまう、モーツァルトのob四重奏曲にこっそり挟んでBGMで流しておいても、だれも不自然に思わないかも^^
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category: J.B.ヴァンハル

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