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S.ラトル:ハイドン交響曲第86番(2005年 VPO ライヴ)  

ハイドン通の間ではハイドン交響曲86番は傑作というのが共通意見のようですが、私も手元にあったCDで目覚めたのがサイモン・ラトル指揮、バーミンガム市響のものでした。この演奏が良かったのも幸いしています、今も5本の指に入る愛聴盤ですが、2005年、ラトルが振ったVPOのライヴ録音を見つけ取り寄せました。とにかく86番は新盤を探しまくっているわけで、これは2枚組でワーグナーとマーラーのおまけが付いています(笑)

rattle hay 86

基本的な演奏スタイルは1994年録音のバーミンガム市響と大きくかわらないが、鮮明で良好な録音で、VPOのサウンドの味わい、ライブらしい熱の入った演奏が聴きどころ。やはり、強弱の階層を深くとった演奏が引き付ける。各楽章、速すぎず遅すぎず、快適なテンポ、
第一楽章、序奏も遅くし過ぎない、VPOはさすが磨いたような美音の開始、ぐっと弱奏にしたあとのダイナミズムが効く。低音がどっしり響き、清涼で充実感のあるサウンド、チェロやコントラバスも切れ味よく繰り出す。起伏のある強弱で一つのフレーズに問いと答えがあるような修辞的表現が常に味わいがある、展開部から再現部、も緻密さも豪快さもある。
第二楽章、カプリチォ、遅くせず程よい、密やかな弱音と切っ立ったような強奏の対比、神秘的な響き、と気の抜けない運び。
メヌエット、速めで快活、tpやtimpも結構力強く入れる。トリオはルバートしながらしなやかな対比にする、最後のフレーズをぐっと遅めて再び快活なメヌエットを再現。
終楽章、ライブならではだろうか、バーミンガム市響の録音より、キレている、テンポは同じくらいのはずが、速く感じる。開始はぐっと弱音だが、その後の力感、鋭さは痛快、内声部の動きも躍動的によく聴こえ、嬉しくなってくる、ここはもうあれこれ書かなくてよいだろう。
こういう演奏あればこそ、魅力が味わえる。
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category: F.J.ハイドン

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