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ツィンマーマン、サヴァリッシュ&BPO:ブラームスvl協奏曲ほか  

今回の連休は良い天気、こんな時にかぎって雑用ばかりでどこにも行けません;
夜のひと時は音楽で。
先日中古で見つけた一枚、フランク・ペーター・ツィンマーマン:vlとヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮:ベルリン・フィルハーモニーOによる、ブラームスとモーツァルトのvl協奏曲。ちょっと意外だったのが、サヴァリッシュ&BPOという顔合わせです。サヴァリッシュは若いころ、カラヤンと不仲な状況になり、カラヤン在任中は一度もBPOの指揮台には呼ばれなかったと聞きます。当盤はカラヤン亡きあと、1995年の録音、世界一上手いオケと指揮者の顔合わせが叶ったということか?期待が膨らむ。ドイツの正統派vl奏者ツィンマーマンとの相性もよく、ソロとオケは人馬一体と言える演奏に聴こえる。

zimm vl con
フランク・ペーター・ツィンマーマン:vl
ヴォルフガング・サヴァリッシュ:指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
1995年1月、ベルリン・フィルハーモニー


1曲目、モーツァルトのvl協奏曲No.3ト長調はツィンマーマンが10歳でデビューのとき弾いたそうです。始まりの前奏、サヴァリッシュはまさに楷書的な演奏を印象づける、モーツァルトのvl協奏曲ってさほど好きな曲はないのですが、これは聴く価値がある。ツィンマーマンはあくまで美音で、心地よい気合いで引き締める、特異な表現は一切なく全ては堅実で、爽快なテンポ、K.ベームを聴くときのような重たさもない。バックのBPOの完璧さも含め、これほど真面目にきちっと整った演奏はほかに記憶がない。

2曲目、ブラームスvl協奏曲ニ長調、一糸乱れぬ演奏、前奏の畳みかけるところでサヴァリッシュらしさが聴けるようで、じつに気分が引き締まる、vlとオケとの間でデリケートな呼吸合わせの必要なところが多々あるが、これもサヴァリッシュが完璧に融合させる。vlはかなり弱音まで奏で、ダイナミズムの立ち上がりが心地よく鋭く、それにオケが同質感で続くところもじつに良い。民族音楽風の終楽章も遅いテンポを避け、切り立った心地よさで引き付ける。少々、渋い曲で気軽には聴けないと思っていたが、この引き締まった演奏で何度も味わってみたくなった。
何の変哲もない堅実な演奏の中にこれほど引き付ける力を感じるサヴァリッシュの手腕は真の実力者と言えようか。
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category: ブラームス

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