Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

S.ラトル:ベートーヴェン 交響曲第2番  

うちは灯油の暖房器具がありません、昨日まで非常に寒かったのでエアコン+電熱ヒーター両方入れていましたが、今夜は電熱ヒーターだけでいけそう、フリースのジャージパンツのおかげか(笑)やはり送風音のない静寂さは音楽を詳細に聴けます。

そこで今日はサイモン・ラトル指揮、VPOのベートーヴェン交響曲全集より第2番、ラトルの極弱音を使う表現はエアコンやらPCが動いていると聴こえない部分がある。EMIの録音は非常に鮮明でそんな微弱な表現をくっきり再生している。

rattle be sym 2
サイモン・ラトル指揮、ウィーン・フィルハーモニーO

第一楽章、序奏からVPOの弦の味わい深さと起伏の深い演奏で引き付ける、引き締まった総奏音の心地よいこと、主部は快速でキビキビと行く、爽快さを持つ楽章に相応しい、第二主題を木管が先に奏で、vlが続く、この繰り返しのときvlは分割したスタカート音に変り、力感を強める、
譜例1
ベートーヴェンによくある手法のようで、ラトルは十分切り立てて演奏、ここがいい。
コーダが随分長くなって、人によっては「ベートーヴェンは終わり方がくどい」との評もあるくらい;しかしコーダも第二展開部と言えるほど聴かせる時代になったということ。
第二楽章、VPOの弦はヴィヴラートを控えるが、ふくよかな美音はまったく遜色ない、と言うよりこのほうが良い。ラトルの起伏の深い強弱、最弱音までこのサウンドに満ち足りる。もはやハイドンの緩抒楽章とは距離が離れ、ロマン派的、シューマンの交響曲No.1「春」:第二楽章の基盤のように聴こえる。
スケルツォは力感の置きどころが意外な曲だが、キビキビした感覚で引き立てる、トリオで意外なほど弦楽を叫ばせるが効いている。
終楽章、快速なテンポで開始のびっくり感覚の動機から鋭く切り立てる、深い強弱起伏とピシッと整った合奏で引き付けて行く、コーダに入る前の弱奏は本当にエアコンが動いていると聴こえないほどで、そのあと痛快極まりない終結で決める。
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