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コレギウム・アウレウム合奏団:C.P.E.バッハ シンフォニア集  

一昨日は息子とともにまた名古屋の百貨店の中古盤合同セールに行ってきた。近頃は、また手に入りそうなものは見送り、輸入盤も高価なだけであまり興味の湧くものはなく、物色しない。未整理の300円~400円均一コーナーあたりに希少なものが見つかる。かつての懐かしい兼価盤ではセラフィムやヘリオドール盤は結構あるが、コロムビアのダイヤモンドシリーズは何故か少ない、今回数枚見つけて検盤コーナーで中身を見てみると、この手の兼価盤らしく、いかにもビギナーが扱った痕跡だらけで状態が良くない、よって断念;一方、カビ臭そうな古びたジャケットでも盤は良好なものもある。
その中から今日はコレギウム・アウレウム合奏団によるC.P.E.バッハの4つのハンブルク交響曲、未聴盤のように良好、これは私が最初に聴いた古楽器オケでもある。良い録音だったのは記憶していたが、針を下ろして驚き、1968年の録音でこれほど鮮明なhi-fiだったとは、古楽器の弦楽特有の響きが瑞々しい、下手な最新録音より聴き応えがある!

c p e bach sym
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ
4つのハンブルク交響曲
コレギウム・アウレウム合奏団 
1968年録音


当時は古楽器オケの弦楽の魅力以上にC.P.E.バッハの凄さ、に圧倒された、弦楽器だけなのに、これほど多彩な音楽になるのも素晴らしい。全曲、楽章間の休みを置かず、アタッカで続ける、そうあるべき音楽である。全曲そうだが、よくありそうなカンタービレな旋律も安易な和声進行も出てこず、インテリジェンスな音楽と言えようか。

1曲目、ロ短調Wq.182-5、第一印象としてC.P.E.バッハの魅力に引き込むには絶好の曲、コレギウム・アウレウムは強弱の対比を深くつけたインパクト、この当時にC.P.E.バッハの真価を聴かせる演奏をしているのは素晴らしい、通奏低音にG.レオンハルトが加わっている。1st楽章アレグレットは跳躍の大きな彫の深さ、2nd楽章は涼やかで幻想的、終楽章プレスト、これぞ疾風怒涛、躍動するリズムに動と静、常に切迫的に動くバスはJ.M.クラウスの交響曲嬰ハ短調1st楽章を思わせる。コレギウム・アウレウムのバスは力感とキレがいい。
2曲目、イ長調Wq.182-4、1st楽章が印象的で清らかな下降パッセージで始まり、総奏の力感と快調さが交互に来る、後半のポリフォニックな部分も引き付ける。進展を予測させず、突如2nd楽章に突入、この楽章間の繋がりもまた聴かせどころである。2nd楽章もまた不思議さで引き付ける。終楽章は軽快だが、その快調さがじつにいい、もちろん変化多様な内容。
3曲目、ハ長調Wq.182-3、1st楽章、ハイドンにもありそうな快活な動機で始まり、本当に弦楽だけというのを忘れる深い構成、そしてアタッカで入る2nd楽章、この楽章の調性は"転調"と記されているが、アタッカで突如、異様で凄みを帯びたバス音に始まり、まさにE.バッハ極めつけと言える深い転調の楽章、ここは当盤最高の聴きどころか。終楽章、とても親しみ易いロンド主題で始まるが、続きは一筋縄ではいかない;
4曲目、変ロ長調Wq.182-2、1st楽章は心地い軽妙さと深く抉るようなバス部との対比がいい、2nd楽章はバスのピチカートを交え、静謐なvlの響きと和声変化がいい、アタッカで入る終楽章プレストは快調なリズムにポリフォニックな掛け合いで決める。

聴き終えてC.P.Eに駄作は一つもなく、コレギウム・アウレウムの演奏、H.M&BASFの録音とも素晴らしい、これは再購入して良かった。
ちなみに息子は19枚購入、お目当て盤+得体の知れない盤も聴くのが楽しみなようで(笑)
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category: C.P.E.バッハ

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