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W.サヴァリッシュ:ベートーヴェン 交響曲第7番  

休みの最後はとても好きなベートーヴェン、sym No.7、随分と多くの演奏を聴いてきたが、エキサイティングな内容が強いだけに、そこを強調した演奏も多かった。フルトヴェングラーに代表されるようなアッチェルランドを効かせた演奏、フリッチャイのようにじりじりと白熱した演奏、カラヤンの全楽章急速に決める演奏等々、様々あるが、最後に求めたいのは理性的でいろんな意味で過不足ない演奏になる。
今日はW.サヴァリッシュ指揮、RCOの第7番、そんな期待に応えてくれそう。

swa be sym 7
ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウO
1991年録音、コンセルトヘボウ・アムステルダム


第一楽章主部は初めて聴いた頃、flで始まるメロディックな主題が、あとで下段のように単純化されて力強く聴かせるのがベートーヴェンらしくていいと思った。
sc00a.jpg

そして1st vlが第二主題を奏でる中、2nd vlとvaがなだれ下るパッセージを弾く、ここがしっかり聴きたい。
sc01.jpg

展開部で出てくるここのカノン、じつに引き付ける。
sc02.jpg

長い展開部は素晴らしいが、ここも2nd vlのトレモロが明快にキビキビと聴こえてほしい、満足させるのはスウィトナー盤と当サヴァリッシュ盤のみ。
sc03.jpg

クライマックス、弦楽がカノンしているところの管楽器群(flパートのみ抜粋表示)の動きが対等に響いてほしい。(ちなみにフリッチャイは管を強調させている)
sc04.jpg

挙げればきりがないが;さすがサヴァリッシュはきちんと聴かせてくれる。
第二楽章は感傷過多にならず、スケルツォも手堅くまとめる。
終楽章はあのK.ベームでさえ、ちょっとエキサイトするが、サヴァリッシュはあくまで凛然とまとめて終わる。
かつてサヴァリッシュを「外科医のようだ」と仰った評論家がいるそうだが、円熟期のこの時点では「聖職者」と言いたい気がする。
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