Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

K.リヒター:J.S.バッハ カンタータ BWV51  

先日、パっと目についたアルヒーフのジャケット、カール・リヒター指揮による、バッハのカンタータBWV51、199です。1971~72年の新録音でBWV51のtpはピエール・ティボーが吹いている、とくれば放って置けない;これも外販セールを覗いた甲斐があったというもの。
リヒターは'60年前後にも一連のカンタータ録音をしていて、BWV51も、マリア・シュターダーがspを歌った旧盤があるのだが、再録音したのは、tpのP.ティボーを迎えてのことか、この作品はtpの名手が不可欠です。当時はゴットフリート・ライヒェのようなtpの達人が演奏したことでしょう。当盤のspはエディト・マティス。また新録音は旧盤のマルチ・マイクさながら、という感じじゃなく、自然な音場感のあるもの、各パートのバランスの良さは変らずです。

リヒターBWV51
ソプラノ:エディト・マティス
トランペット:ピエール・ティボー
カール・リヒター指揮:ミュンヘン・バッハ管弦楽団


BWV51「全地よ、神にむかいて歓呼せよ」
1曲目、アリア「全地よ、神にむかいて歓呼せよ」からtpが活躍、ティボーのtpは明快でブリリアント、リヒターの演奏にはふさわしい、独唱にtp、弦楽がテーマを繰り返し重ねて行くコンチェルト風の形式。
2曲目、レチタティーヴォ「我らは宮にむかいて伏し拝む」、短調に変り、通奏低音のオスティナートにのせてレチタティーヴォが歌われる、後半はアリオーソ、
3曲目、アリア「いと高き者よ、汝の慈しみを」は前曲と同じく、イ短調で同じテーマを繰り返す通奏低音に自由な独唱旋律が見事に重ねられる。
4曲目、コラール「賛美と誉れ栄光」は2つのソロvlと通奏低音によるトリオに独唱がコラール旋律を歌う、このvlソロがまた美しい。
5曲目、前曲からアタッカで続くアリア「ハレルヤ」、フーガ形式だが厳密ではなく、独唱とtpの技巧的な要素を存分に盛り込み楽しませる。
BWV51は古楽のJ.E.ガーディナー、E.カークビー盤もお気に入りだが、リヒターによるスコアの全てをきっちり聴かせてくれる充足感は替え難い価値がある。 
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category: J.S.バッハ

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