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S.クイケン:ハイドン 交響曲第92番「オックスフォード」  

いろいろ取り揃えながら、まだ耳を通していないCDが結構あり、S.クイケン指揮、ラ・プティット・バンドのハイドン「オックスフォード」を忘れていました。1991年、Virgin Classicsの録音ですが、サウンドも十分満足できるもの、あらためてクイケンの弦楽への拘りが感じられ、その美しさで群を抜いている。

hay sym 92
シギスヴァルト・クイケン指揮
ラ・プティット・バンド
1991年 Virgin Classics


第一楽章、序奏は引きずらず、さらりと始める、主部の動機①は属七和音の落ち着かない雰囲気であえて始め、②25小節から主和音の総奏でがっちり安定する、ここのスタカートの付いた跳躍の力感は痛快、しかし始めの動機は楽章のメインである。
sc hay sym92 01
スタカートは音を明確に打ち出すのが目的で、必ずしも"短く切る"とは限らず、響きの量感を得るため、弦楽など若干伸ばすことがあっていいでしょう、荒っぽくなってはいけない。
展開部は第二主題で力強く開始、各パートが複雑に絡む聴きどころ、115小節から展開部最後まで転調しながらぐいぐい迫ってくるのが良い。
sc hay sym92 02
クイケンは清涼な弱奏ときっぱりと鋭いダイナミズム、柔と剛の対比はまさに的を得た感覚。
第二楽章、弦の聴きどころ、大袈裟な表情は付けず、涼しげに始める、中間部の短調は予測どおり、キビキビと押し寄せる。
メヌエット、快速ぎみで重っ苦しくないのがいい、ダイナミズムはズバっとくる鋭さで決める。
終楽章は結構快速で、構築感をがっちり決める緻密さ、展開部はゾクゾク来る、全楽章そうだが、tpが透明によくとおり、timpも良い意味で粗野な感覚で効いている。
これは「オックスフォード」指折りの好演奏だ。
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category: F.J.ハイドン

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