Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

マンユウの細い糸  

弦の話ばかりで恐縮です;
現在、私のリュートにはナイロン弦は1本も使っていません。ナイロンの難点は温度差によるピッチの狂いが大きいことです。温度が上がると膨張してピッチは下がりそうなところ、上がります、おそらく純粋なナイロン分子で出来ていて、温度が上がると分子の運動が活発になり、縮もうとする力が働きピッチが上がる、この要素が強いのではないかと思います。ただし温度が上がり過ぎると融解してくるでしょう。
ナイロン
ナイロン弦の特性

一方バロックリュートの⑤コース等に使っているナイルガットのNG82~88くらいのやや太いものは温度が下がるとピッチが上がるという逆の変化が起きます;こちらは単純な温度による膨張、収縮かもしれない?細いナイルガットは問題ないのですが。
11c lute
万鮪を試したところ
よって同じ楽器にナイロンとナイルガットを併用すると冬は厄介です。唯一フロロカーボンだけは温度による変化が少なく、湿度の影響はまったくないので、この点助かる素材です。
今回、⑤コースや低音のほうのオクターヴ弦にもいけるんじゃないかと思い、万鮪の20号(径0.74mm)、22号(径0.78mm)など取り寄せました。

manyu 20 22
これで、ピッチ不安定の悩みが解消するかと思いきや・・・音がよくない!;どうもここに使うには万鮪は軟質過ぎて倍音が足りない、ナイルガットに戻すとさすがに音は良い。
今回の買い物は無駄になっちゃった;まあ何かに使えるでしょう、釣とか(笑)
ただし、⑥コース以下の低音弦に使った万鮪(40号以上)は良好です。
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