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T.ヘンゲルブロック:J.B.バッハ 管弦楽組曲ほか  

気を取り直して昨日の2枚組CDです。
メインとなる1枚目はバッハ一族の一人、ヨハン・ベルンハルト・バッハの管弦楽組曲の4曲と2枚目のCDはJ.F.ファッシュ、G.P.テレマン、J.ルートヴィヒ.バッハ、J.D.ゼレンカの管弦楽組曲という組み合わせです。組曲全曲については大変なので、冒頭に置かれたフランス風序曲の聴き比べをします。

j b bach
CD1
ヨハン・ベルンハルト・バッハ(1676-1749)
組曲第1番 ト短調
組曲第2番 ト長調
組曲第3番 ホ短調
組曲第4番 ニ長調

CD2
J.F.ファッシュ(1688-1758)
組曲 ハ長調
G.P.テレマン(1681-1767)
組曲 ト短調「ミュゼット」
J.L.バッハ(1677-1731)
組曲 ト長調
J.D.ゼレンカ(1679-1745)
7声の序曲ヘ長調

トーマス・ヘンゲルブロック指揮
フライブルク・バロックオーケストラ


CD1
大バッハの又従兄、J.ベルンハルト・バッハの作品は殆どが失われ、この4曲は貴重なもの、ヘンゲルブロック指揮、フライブルク・バロックOの優れた演奏で聴けるのは有難い。4曲通して聴いて思ったのはいずれも標準的で良く出来たフランス風序曲であること、気品があり、独特の灰汁の強さのようなものがない、逆に言えばもう少し押すところがほしいと言える。第2番と4番の中間のアレグロは3拍子で大バッハの管弦楽組曲第4番と同じリズムで心地よい。
しかし、Wikipediaにまでベルンハルトの音楽性はテレマンに似ているとあるが、本当だろうか?CD2のファッシュならそれも言えるが。
CD2
1曲目のJ.F.ファッシュの序曲ハ長調はグラーヴェにおけるパッセージの切れ、アレグロのフーガの各パートが噛み合う、テレマンやグラウプナーに近い活力に満ちた感覚はとても良い、ファゴットが難しそうなソロを吹く場面も聴きどころ。
2曲目、テレマンの序曲ト短調はさすが並みの作曲家とは違う一捻りがある、フランス風序曲の様式を消化し尽くし、斬新な感覚を聴かせる、中間のフーガが二つのリズムパターンが混在するように聴こえ不思議な魅力、続く舞曲も含めテレマンらしいエスプリの効いた曲だ。当時の人気ランキング一位というのがわかる気がする、ファッシュも上位にくるでしょう。
3曲目、大バッハの遠戚になるJ.ルートヴィヒ.バッハの序曲はこの2枚組の中で最もフランス風というか、リュリに始まるルイ王朝の音楽を彷彿させる、この曲はそういう意味で逸品、気に入ってしまった。遠い親戚より近くの他人と言うが、バッハ一族らしい作風というのは存在しない、各々が学んだ地の影響を受けてそれぞれの道を歩んでいる。
4曲目、ボヘミア出身で後にドレスデンで活躍したヤン・ディスマス・ゼレンカの序曲ヘ長調、最後を飾るにふさわしい堂々たる序曲、リピートを行えば長大な曲になるはず、グラーヴェの和声進行が充実したもの、アレグロのフーガがじっくりと構成され、活気に満ちた聴き応えのあるもの、最後のグラーヴェでも凄く意外な和声進行を聴かせて終わる。
それにしてもドイツ系の作曲家達が似たようなフランス序曲をいっぱい書いているが、この形式に飽きることはなく、数だけ楽しめる。
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category: ルネサンス・バロック

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