Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

ヴェラチーニの序曲  

フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690~1768)
この人について詳しい資料が見つかりませんが、ざっとした伝記では父にヴァイオリンを学び、タルティーニさえ舌を巻く腕前だったそうで、様々な災難や不運に惘れながらも78歳の生涯を全うしています。
どのように学んでいったのかわかりませんが、A.コレッリをよく継承した室内ソナタが豊かな楽想で美しく、こういうイタリアの作曲家かと思っていましたが、時はバロック後期、いろんな様式で書いていますね。この曲などいいですね。
Sonata Accademica No.5, Op.2

興味深いのはドレスデン宮廷のフリードリヒ・アウグスト王子のために書いたという、6曲のフランス風の序曲(管弦楽組曲)です。

veracini
参考:
Ouverture Ⅱin F dur
OuvertureⅠin B♭dur

管弦楽組曲といえば、バッハやテレマンが緩-急-緩の序曲を発展充実させたドイツの音楽ともなっていた頃ですが、ヴェラチーニの書いた序曲は、リュリの活躍した、ルイ14世の頃の宮廷に響いた音楽を彷彿とさせるほど、当時としては古風ということになりましょうか?アウグスト王子はこういう曲がお好きだったのか。6曲のうち最後の変ロ長調だけは4楽章の風変わりなものになっています。

2枚CDが手元にありますが、まず古楽器でムジカ・アンテクヮ・ケルン、例によってメリハリを効かせた活気ある演奏。もう1枚はアルベルト・マルティーニ指揮:アカデミア・フィラルモニチ、こちらはモダン楽器ですがピリオド傾向で、作品の良さは十分楽しめます、こちらの演奏が親しみやすいかも?
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category: その他・バロック

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