Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

「オックスフォード」  

第92番「オックスフォード」
第一楽章の序奏はト長調の和音で始まり、主部の第一主題動機を弄るように暗示します。主部に入り、弦で奏される動機は、曲の途中から始まったような印象ですが、属七で始めているからですね、珍しいです。元気な全奏に入って主和音となります。愛嬌のある第二主題が登場しますが、第一主題から派生した感じで、明確に第二主題とは言えないかもしれません?これが短調となって展開部を開始します。展開部の見事さは終楽章でも堪能できます。
ハイドンらしい冴えを感じる傑作です。それだけに演奏には拘ってしまい、集めたLPやCDの数も多いです。

hay 92
etc.

小細工なしのあくまで自然な演奏、サウンドは重すぎず軽すぎず、ちょうど良いテンポ、オーケストラの一体感、ベスト・バランスの録音、これらが叶えられていれば満点です。この曲では木管のパッセージに下手にスラーをかけると気が抜けちゃう、キビキビと粒立たせるのがいいです。時間にして一瞬の間の表現の善し悪しが音楽では勝負になってきますね、ハイドンではそこを失敗したら聴きようがない・・;

そこで、私にとって最高の1枚はコリン・デイヴィス指揮のコンセルトヘボウ・アムステルダムOとなります。このコンビでパリ・セットからロンドン・セットまで質の揃った録音がされていて、ほかにも愛聴盤が多いです。
ベーム&VPOはちょっと重いけど、さすがに格調高い。
ブリュッヘン指揮の18世紀O、あらためて聴くとこれもいいです。モダン・オケ以上にダイナミックレンジをとったようなショッキングな強奏とメリハリ感、92番ではとても効いています、同時に細やかなコントロールも聴かせます。PHILIPSの録音は音の鋭さを適度に和らげ、聴きやすいです。
ロイ・グッドマン&ハノーヴァー・バンドもブリュッヘンに負けないメリハリ感、幾分テンポは速めですが速すぎず、キビキビと痛快です。
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category: F.J.ハイドン

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