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O.ヨッフム:ブラームス交響曲第1番('81 ライヴ)  

ブラームスの交響曲第1番には不動の名演がいくつもある。古くはフルトヴェングラーの演奏で、'51年に北ドイツ放送響(NDR)を振った録音が最も凄まじいと聞いたが、かつてLPを聴いたときは確かに、と思った。そのNDRを指揮したF.フリッチャイのライヴ録音も過去にレビューしたとおり、それを凌駕しそうな熱演で、CDが届いた日には思わず2度聴いてしまった。
また、引退直前のO.スウィトナーがSKBと来日公演したライヴ録音も、やり残した事を全開に表現したかのような凄さに感動した。

今日のO.ヨッフムのライヴ盤もそんな特別な、壮絶という言葉がふさわしい演奏で、これも2度続けて聴いてしまった。1981年、ヨッフム79歳、ベルリン・ドイツ響(旧ベルリン放送響)との演奏。音源はアナログらしいが、きわめて良好。

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オイゲン・ヨッフム指揮
ベルリン・ドイツ交響楽団
1981年、ベルリン・フィルハーモニー


第一楽章序奏はゆっくり、timpの只ならぬ強打を土台に風格で圧倒する、「こういう序奏が聴きたかった」と言える一つの理想。主部は普通かやや快速に、がっちり厳然とした演奏に徹する、ここはフルトヴェングラー時代とは違うが、とても納得できる会心の第一楽章だ。
第二楽章、一転してじつにロマンティシズムに溢れる、最近は聴けない演奏だ、弦楽の表情は流体のようにデリケートにつながり、強弱の懐も深く、特筆ものの第二楽章だ。
第三楽章、速いテンポをとり、終楽章の予潮のように急き立てる感覚。
終楽章、導入部から尋常でない力感、緩急、強弱、存分な表現でドラマティックな楽章を見事描き上げる、終結の圧倒感も凄い。
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