Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

フェシュテティーチSQ:ハイドン 弦楽四重奏曲「五度」op.76-2  

ちょっと曲の書き込みが止まっていました。

弦楽四重奏というと一時代前は4つの楽器のぶつかり合いみたいなどぎつく耳心地よくない演奏も耳に残っています。近年は洗練された様々な演奏スタンスに分化していてどれを選ぶかは聴き手しだいというところ。ピリオド指向もその一つだが、真っ向から古楽として取り組む演奏もあれば、その表現法を武器にあくまで現代人的に仕立てた演奏もある。ハイドンSQ全集のフェシュテティーチSQは前者だと思う。楽譜に忠実でまさに自然な捉え方。テンポひとつ取っても、やたら急速にはしない、しかし"プレスト"と指定があればしっかり急速に聴かせる。そして聴きどころをきりっと引き立て、4人とも音が非常に美しい、これだけでこの全集は飽きさせない。今日は全集CD17よりop76-2「五度」を聴く。

hay sq
ハイドン 弦楽四重奏曲全集
フェシュテティーチ四重奏団


弦楽四重奏曲 ニ短調 op76-2「五度」
第一楽章は短調楽章らしい魅力を湛えた楽章、文字どおり5度音程の動機で始まるが繰り返しの弱奏が透明感を帯びてじつに美しい、ここでもう魅了されるが清涼感を保った強奏で深みに引き込む、展開部以後は素晴らしい作品だが、この全集は一部を除いて殆ど後半も反復ありで演奏している、この楽章はぜひもう一度聴きたい。
第二楽章は優しさを帯びた主題で三部形式、
メヌエットは1st&2nd vl、va&vcのペアがそれぞれオクターヴ・ユニゾンでずるずる引き込まれるようなニ短調の息の長いテーマをカノンしていく、
hay sq 76 03
これはいやがうえにも印象深い、アレグロ・マ・ノン・トロッポらしい急ぎすぎないテンポでじっくり聴かせる。トリオは弦や胴体の余韻をよく聴かせ弾ませる。
終楽章、ここはヴィヴァーチェ・アッサイ、じっくり構えたメヌエットから間を置かず、ぐっと急速に突入、1st vlが味なポルタメントを入れて間を置き、次のポリフォニックな部分もくっきり聴かせる、終結部でのvcは意外なほどドスの効いた響きで締めくくる、単に秀逸で真面目な演奏に終わらず、楽しませる場面も心得ている。
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category: F.J.ハイドン

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