Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

S.ケルメス:J.M.クラウス カンタータ集  

古典派時代には声楽で器楽コンチェルトなみの高度な技巧で聴かせるコロラトゥーラが多く書かれました。モーツァルトのオペラ、あるいはミサ曲の中でも登場する曲にも名曲があり、「魔笛」の夜の女王のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」などすぐ思い浮かびますね。
ところで「北欧のモーツァルト」と呼ばれる、ヨゼフ・マルティン・クラウスもモーツァルトと対等、あるいは凌ぐほどの作品を書いています。
バロック・ソプラノのシモーネ・ケルメスが歌う、クラウス作曲のオーケストラ伴奏声楽曲のアルバムがあります。

kraus arie

レシタティーボとアリアによるカンタータが4曲。器楽作品で聴くクラウス独自のニュアンスは目立たず、典型的な古典派音楽というか、モーツァルトの曲だ、と言っても信じてしまいそうな雰囲気です。
クラウスは声楽曲でも一流のセンスがありますね。いずれも高度なコロラトゥーラを楽しめますが、中でも2曲目のカンタータ「春」の終曲は圧巻で規模が大きく、技巧も最高で、ピアノ・コンチェルト並みの装飾的旋律でカデンツァが入り、"声楽コンチェルト″ですね^^
動画:J. M. Kraus - VB 47 - La primavera  アリアは8:10から

W.エールハルト指揮の古楽オケも良いアンサンブルで、このアルバムの冒頭に劇音楽「オリンピア」の序曲を置き、カンタータの曲間にもこの劇中曲を挿入して気が利いています。録音は極めて鮮明かつ聴き心地のよいものです。

PS.「オリンピア」序曲といえばこちらのサイト、いきいきした演奏で気に入りました。
Olympie: Overture
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category: J.M.クラウス

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