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W.サヴァリッシュ:ブラームス交響曲第1番(1961、VSO)  

エアコン要らずの5月らしい一日、リュート・レッスンに桑名まで出かけました、こんな日はドライブも心地よいv

今日もfontana盤です;中古セールで目に付いた1枚、1961年録音、W.サヴァリッシュ指揮、ウィーン響によるブラームス交響曲第1番、何度となく兼価盤で出ていた記憶だが、ずっと見送ってきたもので、今回何となく良さそうな予感がして購入。

sawa bra sym1
ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮
ウィーン交響楽団 1961年


針を下ろしてPHILIPS原盤サウンドの充実感に満足、以前レビューしたB.ハイティンク指揮のハイドン交響曲のLPを思わせる秀逸なもので、バランス・エンジニアは楽譜を見ながら全てのパートが詳細に聴こえるように仕上げたのではないか、と思える名録音。総奏の中で弱音で奏でる楽器も浮び上ってくる、デジタル期の新盤を凌ぐ内容だ。甲高くもなくデッドでもない、潤いと厚みをもったPHILIPSらしいサウンド。(名演とされる、K.ザンデルリンクやK.ベーム&VPOの録音は響きがやや薄くて不満だった。)
中堅時代のサヴァリッシュは堅実そのもので全楽章何の違和感もなくスッキリと聴かせる、そしてウィーン響の演奏が味わい深い、第二楽章のコンマスのvlソロでその特質がピックアップされるが、優しさを帯びたヴィヴラート、これが合奏ではじつにしっとりしなやかなサウンドになり今も昔も変わりない。フルート等も同質で好ましい。ただしツーンと響くウィンナ・オーボエはクラリネットと同様、ノン・ヴィヴラート奏法だ。
第一楽章主部の78小節2拍目のように、短くずっしりとリズムを強調する箇所が多々あるが、引き締めると同時に心地よい余韻のような響きも聴かせる一瞬の上手さが魅了する。第二楽章はまさに弦の魅力を存分に聴ける。続く楽章もまったく隙のない完成度で聴かせる。サヴァリッシュのブラ1はN響、LPOもあるが、当VSO盤が一番気に入ってしまった;

ヴィヴラートは何のために入れるか、古くはバロック期、当時はピュア・トーンが基調でヴィヴラートは装飾音の一つ、特に印象づけたい音にトリルほど目立たず穏やかに装飾する、揺らし方は適宜変化する、といったものでしょう、近代のヴィヴラートは人間的情感を込める意味であるのでしょうが、気合いや力感を込める効果もあるでしょう、あまり強調されたヴィヴラートは痙攣にも近く音程を曖昧にして、あまり好きでないが、VSOやVPOの伝統的奏法は常に優しく音を揺らし、嫌味がなく好ましい。
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category: ブラームス

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