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B.パウムガルトナー:ハイドン交響曲第103&100番  

ハイドン「太鼓連打」開始のtimpの即興演奏もそろそろ飽きてきた頃、あのT.ファイも特に変わったことはしていない、これも演奏史の流れでしょうか。
今日は古い録音で、かつてコロムビア、ダイヤモンド1000でLPが出ていた、ベルンハルト・パウムガルトナー指揮、ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカの演奏で「太鼓連打」と「軍隊」です。私がこれらの曲を初めて聴いた擦り込み盤でもあります。残念ながらLP盤は見つからないのでCDで聴きます。B.パウムガルトナーはB.ワルターに学び、またカラヤンの師匠だった人です。

ところでこの「太鼓連打」の始まりはpp<>が正しいのか、ff>が正しいのか?じつはハイドンの草稿には表情指定は何も書かれていないそうで、どちらとも言えない。pp<>となっているのは18世紀の出版譜に書かれていて、それが引き継がれてきただけであり、ロビンス・ランドンは時代考証からff>が正しいと主張したとのこと。解説によれば録音当時は知れ渡っていた情報でB.パウムガルトナーも知っていただろうが、pp<>のほうが音楽的であることから、あえて旧版の楽譜を選んだらしい。
パウムガルトナー hay
ベルンハルト・パウムガルトナー指揮
ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ
1960年録音 ザルツブルク、モーツァルテウム

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交響曲第103番「太鼓連打」
先述のとおりtimpはpp<>、序奏はゆっくりじっくり、主部もかなりゆっくり、チェリビダッケと同じくらいか、オケはあまり上手い感じではない、リズムを切り立てた重厚な演奏は武骨、しかしそれが何とも言えぬ良い味なのだ、また以前レビューした聴きたいパート:ハイドン交響曲No.103で、N.マリナー盤でしか聴けなかった1st vlの動きがこの演奏でもはっきり聴きとれた、これは良い!
メヌエットも擦弦が鋭くゴツくさいが、これが不思議に良い、トリオは旧版では弦が主体でクラリネットがソロで使われない。
終楽章もかなりゆっくりホルンが始まる、しかし何とも長閑というか、このテンポにはまってくる、パート間が凌ぎ合うような明快さと強奏の力感、スマートにまとめるカラヤンより、親方のほうがいい^^

交響曲第100番「軍隊」
序奏はそんなに溜めを入れない普通の感じ、しかし主部に入るとこれまたゆっくりめで、良い意味で武骨だ。ランドン版では第一主題の始まりにスラーが付いていて、レガートを指示しているが、
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交響曲第100番、第一楽章 主部
それも取っ払い、たどたどしいほどの表現にはまってくる、再現部から終結までは大いに盛り上がり、楽しませる。
第二楽章は意外にさらりとした表情、ただし鳴りものは盛大。
メヌエット及び終楽章は「太鼓連打」と同様の味わいだ。
これほど武骨で灰汁のある演奏で魅力に感じるのは現代では皆無と思われる。このあと聴いたのがO.スウィトナーの100番だったが、こちらはスウィトナーらしい爽快な演奏で対極的、こんなに違いが出るものかと驚いた;
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category: F.J.ハイドン

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