Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

K.ベーム:モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」BPO盤  

モーツァルトの「ジュピター」って、誰それの演奏が良い、とかあまり気にしないのですが、ベームがBPOを指揮した旧盤はとても良いと記憶していました。中古ショップで見つけたLP、ほんとは右のジャケットが良かったんだけど、盤質で左の再版盤にしました。'61~'62年の録音だが、それにしても音質は古びた感じで、やや鮮明度に欠けるが、D.G.らしいサウンドでバランス的には申し分ない。

be moz sym41
カール・ベーム指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
1961~1962年 D.グラモフォン


A面の40番はともかく、ジュピターがいい、
第一楽章から速めのテンポで覇気が漲る、BPOはびしっと一体化して総奏音が整い、鍛え抜いたような合奏力、壮年期のベームの厳格さが伝わってくる。強弱法もさほど深くとらず、か細い表現はない、各パートの掛け合いが立体的でtimpも強く押し出し、"鋼"のモーツァルトだ。
第二楽章、弦は弱音器を付けているが、それでも骨太に聴こえる、ヤワな表情は一切ない。
メヌエット、ジュピターにふさわしい、雄大さも持つメヌエット、ゆっくりめのテンポで格調高く聴かせる。
終楽章は対位法を見事に組み込んだソナタ形式、
moz ju
①ジュピターの動機を含め各テーマが多重で複雑な対位法で構成される、ジュピターの動機は音形を裏返しにした形でもよく現れる、展開部と次の再現部でも、一段と充実度を増し、コーダにおいても全てのテーマを総動員した多重フーガを聴かせて終わる。終楽章の充実、これはハイドンのパリセット82番「熊」に触発された作品とも考えられる、これに匹敵する作品は他に存在しなかっただろうし。
*ちなみにハイドンは曲の最後に反復記号があるが、モーツァルトはコーダを区切って反復の後に置いている、よって後半を反復してもコーダは一度演奏されるのみ。
ベームの演奏は第一楽章同様、快速なテンポと覇気、引き締まった合奏、これで十分。
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category: モーツァルト

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コメント

こんばんは。

michaelさん、こんばんは。はじめまして、ばけぺんと申します。

ベームのこの旧録音、私も大好きです。特に「ジュピター」は推進力に溢れた素晴らしい演奏だと思います。

これから時々遊びに来ます。よろしくお願いします。

ばけぺん #ibS8y52A | URL
2015/05/31 19:42 | edit

ばけぺんさん、はじめまして、こんばんは
コメントありがとうございます。

記事に共感していただいたときは嬉しいですね。
特にベームの旧盤の演奏は無駄がなく絶対的、という感じがします。

ばけぺんさんのブログも楽しみに拝見していきます。

michael #xNtCea2Y | URL
2015/05/31 21:04 | edit

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