Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

バロック・リュートについて  

Luteブログでもありながら、過去の記事をみると、バロック・リュートについてちゃんと紹介した記事がなかったです;

主だった弦楽器を比較しながら書きますが、まずはヴァイオリン、各弦は5度間隔の調弦です。
vl.jpg
これは楽器本体と同様、随分昔に決まったんでしょうが、しかし、ヴァイオリンの黎明期の頃があまりわかっていないのも不思議です。ある日突然、天使から授かったみたいな?

次はギター、これは概ね変遷はわかっていますが、今の標準は譜例のとおりの調弦、ほぼバス楽器といえる音域です。
gui.jpg
4度間隔で、②-③弦間のみ3度、これは一つのポジションで4本の指で音階を上り易く、コードも弾きやすい、という合理的な調弦です、ルネサンスluteもこれに近い調弦法です。

さて、私がメインにやっているバロックluteですが、こんな調弦、かなり低い音域です。
b lute
⑥→①コースを掻き鳴らすとd-mollの和音になるのでニ短調調弦とも言われます。ルネサンスluteの調弦から試行錯誤のうえ改変された特殊な調弦と言えます、①-②コース間は短3度、②-③が4度、③-④が3度、という近接した音程です。⑥コースから下は音階を下がっていきます。解放弦を使う確立が増え、弦の音の重なりが豊かになる調弦です。下のタブラチュアに記したように音を重ねながら響かせます、これが魅力、
tab1.jpg
よって前に弾いた弦に触れない(止めない)ように次の弦を押さえる注意が要ります、もちろん非和声音になる音や、音楽的に切ったほうが良い場合は止めます。オリジナル作品はこの調弦を活かすように書かれていますが、編曲作品でこの調弦を活かすのはかなり苦心します。
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