Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

アスペレン:J.S.バッハ チェンバロ協奏曲集  

限定発売で名演が多くお買い得なveritas 2cdより1セット、バッハのチェンバロ協奏曲集を注文したところ、私が最後で品切れになった。
チェンバロと指揮がボブ・ファン・アスペレン、合奏はメランテ・アムステルダムの演奏、収録は1台のチェンバロの為の作品に絞られて2枚組になっている。バックは各パート1人ずつ、 チェンバロをピックアップせず、自然なバランスで録音されている、どこかほっとするしなやかな響きで、聴いた瞬間、この表紙画のような雰囲気が漂う。終止インテンポで骨組みはしっかりした印象、ソロはさほど飾り立てず、スリリングな達演に巻き込むことも控え、作品自体の内容にじっくり引き込むようだ。

bach cem con
ボブ・ファン・アスペレン:cemb
メランテ・アムステルダム


CD1は初めに第2番ホ長調BWV1053、これは第1番と同格なほど傑作と思う、第一楽章は始まりは溌剌とした主題のリトルネッロだが、中間部が非常に凝った展開部となっていて、ソロと合奏パートが遊離したような不思議な部分もある、聴けば聴くほど深みにはまり、飽きることはない。第二楽章はシチリアーノだが、この曲にふさわしく充実している。終楽章も第一楽章と同じ構成をとり、半音進行のテーマが現れたり、じっくり聴き応えのある楽章だ。
次に第1番ニ短調BWV1052、第一楽章は全パートがユニゾンで打ち出す主題は力強いとともにストイックな味、失われたvl協奏曲が原曲だが、あえてvl的な奏法をチェンバロに写した書き方が効を奏していて、聴き手を引き込む。幾人かのvl奏者が復元を試みて、演奏しているが、完全にvlらしく復元できそうで、疑問に思う部分も残るのが奥が深いというか、本当にバッハの編曲は一筋縄ではいかない;

CD2にはめったに演奏されない第8番ニ短調BWV1059が最後に入っていて、これは隠し弾である、原曲はオーボエ協奏曲だそうだが、これも失われている。バッハの真作だろうか、と少し疑問も湧くのがまた、不思議な楽しみでもある。バッハは他の作曲家の作品も写譜したり編曲したりしているので、傑作として親しまれてきた曲が真作じゃない、なんてこともあるかもしれない;BWV1052でさえ・・??!これはバッハと関りのあった無名の作曲家をつぶさに調査しないとわからないでしょう;
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