Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

リュートの弾弦  

低音部は音楽のベースですから、しっかり懐深く鳴ってほしいものです。
ところが多コースのバロックluteとなると、楽器の強度からして弦を緩く張ることになります。私の楽器の場合、低音弦(オクターヴ調弦の低い方)は2.4~2.6kgのテンションでしょう、こんな緩い弦楽器はほかにない?;対応策は、
低音弦は倍音は出なくてよいから、低音に力が集中する弦を使う、ガット系の低音弦の鳴り方が理想です、倍音はオクターヴ弦が担う、帯域分担なのです。
緩いだけにブリッジから離れるほど、手応えがなく、鳴らし辛い、適度な手応えの位置までブリッジに近づける、さらに弾弦法が重要、響板面方向に押さえこむ角度で弾く、
弾弦
響板をよく振動させる弾弦角度で、ギターで一般に言われるアポヤンドのたっぷりした鳴りと同じ、響板と並行方向に弾いても鳴りません。指の頭が同時に2本の弦に触れ、低音とオクターヴ弦がしっくり一体となったように弾きます。高音弦の弾き方も同様、緩いテンションで充実感のある音を求めます。
・・と、言うのは簡単ですが、そう上手くは行きません;;
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category: リュート

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コメント

こんにちは。

その通りなんですね。
私は思うんですが、バロック時代の絵画を見てみますと、同時にたっぷりと指に弦をかけるというよりは、クラシックギター的なタッチで、指先の、本当に指先で弾いてるとしか思えないのです。まるで爪で弾いてるような。。。

どうなんでしょうかね。絵画に描かれるタッチだとすると、かなり硬質なつま弾きのような音色だったのでしょうか。いつも不思議に思うことです。しかもブリッジ近くで、です。
どう思われますか。

白くま #AGNbofaY | URL
2015/06/24 17:29 | edit

白くま さん こんばんは

リュート音楽は初期のチェンバロ音楽が模倣した響き、またバッハお気に入りのラウテンヴェルクが本当にリュート風の響きだったとしたら、硬質な音ということになりますね。現代の我々はギターの美音などを基準としちゃってるかもしれません、当時の絵は例外なくブリッジ近くですし、昔の美意識はクッキリと明快な音だったかも。
近年はガット弦を使った演奏が拡がっていますが、それだけで歴史的演奏になるとは思いません、適正な弦の選定法も弾き方もまだ真相が掴めていないかもしれません。緩いテンションは間違いないだろうと思いますが。

michael #xNtCea2Y | URL
2015/06/24 21:29 | edit

michaelさん

 ありがとうございます。
そうですよね。私もそういうふうに思うのです。

因みに、私のリュートを弾く知人は、「当時の絵画で、リュート奏者がブリッジで弾いてるように見えるのは、絵画だからこそで、本当は、本来いつも右手を置く位置のローズの真上か、すぐ横で弾くポーズだと、リュートの美しい彫刻のローズ部分が見えなくなるから、絵師の指示で、わざとブリッジに移動させてるだけんだよ」 と、こう言うのです。

でも、どうなのかなあ、例外なくいろんな絵画のリュートを弾く右手のポジションはブリッジなのにと、内心思っていました。
やはり硬質な固めのハッキリした音を出していたのだと私も思いますね。

白くま #e4bMl6Cc | URL
2015/06/25 09:39 | edit

"絵師の指示"説はどうでしょう、ローズを描きたいということなら、手がローズに近くても覆い隠してなきゃいいわけです、それにしちゃ随分とブリッジ側に手をどけたもんだ、と思える絵が多いですね。
絵画の中には奏者の手つきをリアルに捉えた絵がありますが、名奏者らしいのもあれば、アマチュア風だったり、あのフェルメールのギターを弾く少女など初心者っぽいですね、そんな要素も絵の見せどころなのに、ローズを描くために手をどけさせるって不自然に思いますね。

michael #xNtCea2Y | URL
2015/06/25 19:57 | edit

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