Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

シャントルレライダー  

リュートは時代が下るとともに、当代の音楽に対応できるよう、改造が重ねられてきた、というのも特徴です。ルネサンス期の終りには10コースになり、徐々にバロック音楽対応のため11コースとなりました。10コースの頃は①コースのみシングルコースだったので弦は計19本、11コース時代は①、②コースをシングルとしたので弦は20本、つまり1本増えるだけです。

シャントルレライダー

よって改造はブリッジを替え、ペグボックスはそのままでシャントルレライダーという①コース専用の糸巻きをちょこんと後付けしてあります、あとコースが増えたスペースはナットをちょいと伸ばして確保、ネックの幅をこれ以上広げても重くなるのでこれが正解でしょう、うまく省力化しています。

さらに時代が下り、13コースのリュートが登場、これも11コースだったリュートにバスライダーという低音弦専用の糸巻きを後付けして対応しています、

バスライダー

シャントルレライダーはあまり目立たないので、11コースluteはリュートらしい形がすっきり維持されていて好きなんですv、13コースのバスライダーは見ようによってはゴツくさいか、機能美か?というところ;・・とても頑丈とは言えない後付け部分ですが、弦のテンションは緩かったのでOKだったのでしょう。
なおシャントルレライダーは、巻きスペースが狭いので、弦が伸びたら引っ張って巻き直したりしています;
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category: リュート

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コメント

ガットの利点

こんにちは。

13コースというのは、よく考えたものだなと思います。ですが、いつも思うことなのですが、どう見ても力学的な構造安定性には欠けますね。
バスライダーがネック中心線上を境に左右対象ではないために、不釣合いな曲げモーメントが左向き発生しています。
年月を経たバロックリュートのバスライダーが飛んでしまったり、変形を起こしてしまうのも当然かなと思います。(特に、ナイロン、巻き弦を使ったリュートに)
私は、この部分はシャントレルも含めて、異常の有無を確認するようにしてます。ですから、ガット弦を使うというのは、楽器にはやさしいんですね。納得です。

白くま #t6eC8JXQ | URL
2015/07/01 20:03 | edit

白くまさん こんばんは

今はどうかわかりませんが?一頃、バロックリュートはピッチA=415で、弦のテンションはシングルで3.6kg、ダブルで2.8kgくらいというのが一般的目安となっていたように思います、 何が根拠だったのか?ナイロンを使う場合、これくらい必要かもしれませんが、ガットはずっと緩く張っても楽器を鳴らしますね、弾弦エネルギーの変換率が高いのでしょう。
あの壊れそうなバスライダーでよかったのが、歴史的証拠だと思います。

michael #xNtCea2Y | URL
2015/07/01 22:23 | edit

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