Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

R.グッドマン:J.S.バッハ 管弦楽組曲第3&4番  

しばらく音盤鑑賞を休止していました。梅雨の最中、聴きたいのは晴々する音楽。
今日は随分前からあったロイ・グッドマンのバッハ管弦楽組曲第3&4番で、痛快、切れ味では今もピカイチの演奏で気に入っています。古楽器の天然素材らしい響きもよく味わえる。

bach suite 3 4
ロイ・グッドマン指揮、ブランデンブルク・コンソート
hyperion 1990


第3番ニ長調BWV1058
序曲のグラーヴェは付点リズムを強調した軽やかな感覚、アタッカで入るアレグロは一際快速、緊迫感のある主題のフーガは各パートが活き活きと湧きだしてくる、trpとtimpは景気良く押し出す、弦楽のvlをソロ演奏にして、危ういまでの快速が効いている。
次のアリアは引きずらずさっぱりとした基調、通奏低音をテオルボが奏で気分を変える、ここでもvlはソロで演奏、リピートでの装飾が趣味が良く、何度でも聴きたい。
ガヴォットも快速だが、圧縮した中にtrpはトリルを奏で、芸が細やか、ブーレー、ジーグとも快速基調、全楽章、妙技を込めながらもさらりとした感覚で一気に聴かせるところがいい。

第4番ニ長調BWV1059
こちらも序曲は軽やかに開始、trpとtimpが一際痛快に打ち出す、グラーヴェの中ですでに不思議な瞑想感も出てくる。アレグロの軽やかな付点リズムは第3番と対照的で入りの印象が何とも良いが、これも生命感が湧きだすテーマだ。オーボエ、ファゴットのみ、また弦楽のみで深い瞑想感を聴かせるところが、並みのフランス風序曲にはない、バッハならではの魅力、グッドマンはtrp、timpの出る箇所に絶妙な強弱対比を付け、ちょっと驚く効果を付ける。
次のブーレーがまた快速だが、リズムの快感を聴かせる、中間部でオーボエとファゴットのトリオとなるが、ファゴットは延々細かな動きが要求され、ここも危ういまでのテクニックが聴かせどころ。
最後のレジュイサンスは傑作だが、グッドマンは期待どおり、複雑な仕掛けの楽章を惜しげもなく痛快に推し進める。

追加で入っている、BWV29のシンフォニア、これは無伴奏vlパルティータBWV1006のプレリュードが原曲、メインパートはオルガンが演奏し、快速軽やか、そこに管弦楽が加わるとヘンデル風の輝かしい曲になる。
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