Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

R.レヴィンほか:ハイドン ピアノ三重奏曲Hob.XV:27~30  

先日の中古盤探しで一番の収穫はこれです、ロバート・レヴィン:pf、ヴェラ・ベス:vn、アンナー・ビルスマ:vcによるハイドン最後のピアノ・トリオ4曲。さすがに一曲ずつ個性豊かで充実感があるのはハイドンらしい。ピアノが主導でvnとvcは助奏的であまりソロイスティックな部分はないのが特徴だが重要な構成要素を成す。

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1992年 オランダ、ハーレム ルーテル教会

1曲目に入っているハ長調Hob.XV:27は堂々とした内容で引き付ける、第一楽章の展開部は例によって疑似再現を置きじっくりと楽しませる、第二楽章のテーマはチャーミング、終楽章プレストは急速な緊迫感で展開部の転調の妙、ダイナミズムで手に汗握る。

ホ長調Hob.XV:28は弦はピツィカート、静かに印象的に始まる、全体にも繊細な内容で聴かせる。第二楽章は一定の動きをもつバス部に乗せて不思議な感覚の楽想に引き込む、ハイドンには他に見当たらないタイプの曲だ。終楽章で普通に戻り、明るいロンド・ソナタ。

変ホ長調Hob.XV:29、ポコ・アレグレットの付点基調のテーマの楽章、リズム的な面白さが特徴、展開部に入る気分の切り替えが引き付ける、優雅にまとまった楽章。第二楽章はピアノが夢想的に始まるが変化に富む。終楽章、アルマンド、プレスト・アッサイ、3連符に基く4拍子で快活、ヘミオラで変化も持たせるのが面白い。

変ホ長調Hob.XV:30、第一楽章アレグロ・モデラートはがっちりした内容を持ち申し分なし。

R.レヴィンのフォルテピアノが軽やかで澄んだ響き、vnとvcとの調和もよく、耳に圧し掛かる響きなく明快で、作品を純粋に聴かせてくれる。
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category: F.J.ハイドン

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