Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

ニ短調調弦  

ギターはポジション移動が大きいとき、一瞬間があいて、これを効果的な休符のように聴かせるのが技ですが、バロックluteはニ短調調弦というかなり異なる調弦法です。ギター調弦とよく似たルネサンスlute調弦から試行錯誤の末編出された調弦法ですが、演奏をレガートにしたい、という狙いです。
b lute 調弦
⑥~①コースを掻き鳴らすとニ短調の和音となる

また一般には馴染みのないタブラチュアで恐縮ですが、ヴァイスのL'infideleのメヌエットです。これなどニ短調調弦の特性をよく活かした書き方です。
weiss menuet
下線のところ、一見アルペッジョ風ですが、じつはなだらかな旋律になっています。アルファベットの"a"は解放弦を意味しますが、左手はハイポジションにありながら、解放弦を多用して旋律を弾きます。これ自体、アルペッジョ的弾き方でレガートに聴こえ、ポジション移動も解放弦を弾いている間に行えば途切れない、パッセージを素早く弾く場面でも有利です。あるポジションをセーハした直後にヨイショって別のポジションをセーハするなんてめったにない、そんなふうに曲も書かれています。リュートの弦は細いので、解放弦とハイポジションが入り混ざってもあまり違和感ないです。ただ使う弦がころころ変わる、その都合で強拍より裏拍のほうが強く鳴ってしまうなど、不安定ではいけない、基礎技術として、まず均等に弾けて、その上で意図した強弱表現を行う、右手コントロールの難しさが発生してきます。
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