Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

ギター弦の張力計算  

かつて、GG誌にギター弦の各銘柄のスペックが何度か特集されていたのを憶えています、最近はどうなんでしょう。たしか標準弦長65cmに張ったときのテンション値も載っていて、ある弦は"ローテンション"とされながら意外に強い値だったりしていました。

リーガル
ギター弦セット オーガスチン 《リーガル》

実際どんなもんか、測ってみないとわかりません;
"張力計"など使わずとも、弦の"重さと長さ"を測れば計算で求められます。

まず重さの計測ですが、軽量向けの精密な秤が要ります。
電子秤
左は国産の精密電子秤、右は某国製の格安ミニ秤でアナログプレーヤーの針圧実測用に買ったのですが、結構使える値を示しました。

今回はミニ秤のほうを使って、オーガスチンのリーガルをサンプルとして計ります、秤板が小さいのでボール紙を載せた上で計ります、ボール紙の重さは"0"リセットできます。
計量
注):アクリル板など静電気を帯びるものを載せると値が狂います。

次に巻尺に当てて弦の長さを測ります、巻弦は弦の端の巻きが空いた部分は1/3くらいの所から測れば良いでしょう、
弦端
↑空いた部分を切ってしまえば正確に計れます。

以上の計測値をエクセル計算表に入れると、
ギター テンション
こういう結果になりました、セット弦のバランス傾向がわかりますね。
興味のある方はこちらを→計算表
ソルやアグアドの時代もこのバランスでよいのだろうか?19世紀ギターは独自に設定したほうが良いかもしれない、リュート弦を利用している人も多いですね。

なお、この計算結果は弦がまったく伸びないと仮定したもので、そんな素材はカーボンナノチューブでもない限り存在しません;実際は調弦により伸びていきます、ナットの外へ出た分は損失質量となり、安定した頃にはかなり伸びて、実際のテンションは10%近く?下がっているかもしれません、それが本当のテンションとなります。
テンションをかける前の弦のナット位置に印をつけ、安定した頃、また印をつけ、弦を外して見ると、どれだけ伸びたかわかりますね、伸びた割合が損失です。これで安定時のテンションがどれくらいか割り出せるはずです。
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