Micha クラシック&リュートの楽しみ

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星に手がとどく  

白鳥座のアルビレオ、見かけ上の二重星かもしれないが、重力関係にある連星の可能性も考えられている、これもそれぞれの距離や動きがわかってきたからでしょう。
アルビレオ

たぶん原始時代から人間は夜空の星をみて、あれは何物でどれくらい遠くにあるんだろう、とか思い耽っていたと思います。
星々は無限遠にある天球に神様が散りばめたものだ、と考えればそれまでですが、古代の学者にも、宇宙には奥行きがあり、星々はいかに遠くても、いつか行き着くことのできる空間内にあると考えた人もいました。
紀元前のギリシャでは地球の大きさもわかっていたし、月までの距離も正確に測られたそうですが、測定は大がかりだったかもしれません。学者も弟子たちも、未知を解き明かしたいという熱意でやりとげたんでしょう。

現代人でも恒星までの距離を知るなんて、遠い夢みたいな感覚ですが、地球が太陽を半周して僅かに見える角度が変る、星は無限に遠いわけじゃない、その手応えが、「手がとどいた」ような感覚となるのは学者だけではないでしょう、宇宙に関心のある人なら、みなわくわくするはずです。2013年、ESAが打ち上げた衛星ガイア、その打ち上げカプセルに描かれたシンボルはそれを象徴しています。
gaia01_20150921171649f0e.jpg
ガイアは超高精度の観測機で5年計画の観測の真っ最中、銀河系の中心部を含め銀河直径の約半分の範囲、約10億個の星々の距離や動きを三角視差という確実な方法で測っている、そのデータを元に星々の立体地図を作る計画で、それにも膨大な時間がかかりそうですが、約10万光年とされる銀河系円盤の直径がもっと詳しい単位でわかるかもしれない。
gaia02.jpg
観測した星にはセファイド変光星も多数あるでしょう、これで"宇宙距離梯子"の第2ステップがより信頼度が上がるかもしれない、さらに次のステップにも影響する。
実際、その星まで行くことは無理ですが、距離がわかればその星の実態を理論的に知ることができる、まさに「手がとどいた」と言えるでしょう。
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category: 宇宙・天体

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コメント

こんばんは♪

なんて美しい星(*´∇`*)

やっぱり、未知の世界は楽しいですね~

星の立体地図、素敵です!!

吉瀬 弥恵子 #- | URL
2015/09/22 19:22 | edit

吉瀬さん こんばんは

アルビレオの2つの星をトパーズとサファイアに例えたのは
宮沢賢治でしたね、望遠鏡でみるとほんとにきれいです^^

michael #xNtCea2Y | URL
2015/09/22 23:45 | edit

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