Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

宇宙に手をのばす  

20世紀初頭、銀河系の大きさはどれくらいか、あちこちに見える"渦巻き星雲"が、銀河系の中にある天体か、外にあるのかで論争になっていた頃、アメリカの天文学者エドウィン・ハッブルがアンドロメダ銀河の中にセファイド型変光星(宇宙の距離を知る物差しとなる星)を発見した有名な写真です。→拡大写真
hubble_photo1.jpg
右上の線で挟まれた小さく写った星です、はじめは新星(NOVA)と思ってNと記したが、以前に撮影した写真と比較すると変光星であるとわかり×で消してVAR(変光星)と訂正してあります。この写真乾板のちっぽけな点で、途方もない宇宙の距離が初めて掴めたわけです、"!"の印がハッブルの興奮を表している。
このときふと疑問に思ったのは写真にはこちらの銀河系内の星もいっぱい写り込んでいるはず、アンドロメダ銀河のはずれに写ったこの星があちらに所属すると何故わかるのか、銀河系内の星かもしれない?しかし考えれば簡単、まず銀河系内の新星もしくは変光星なら桁違いに明るく、すぐ見分けられるし、この星までの距離はセファイド型変光星の持つ法則により90万光年と算出され、そんなに遠ければ銀河系内のはずはないと結果的に言える。

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エドウィン・ハッブル(1889-1953) 

当時、銀河系は大きくても数万光年と考えられていました。ハッブルは慎重で追加観測を繰り返し、その結果発表したアンドロメダ銀河までの距離が90万光年でした。現在の約250万光年とかなり誤差があり、これは変光星にも型があること、また星間物質が光に影響するなど計算を修正すべき要素が知られていなかったのが原因だそうで、ハッブルの観測そのものに誤りはなく、功績がゆらぐものではないでしょう。最新でも230万光年~254万光年の間で様々な情報があります。
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category: 宇宙・天体

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