Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

宇宙に手をのばすⅡ  

三角視差で星の距離を測るには地球の公転直径を三角形の底辺として使いますが、光の速さで僅か16分という距離です、こんな小さな底辺で恒星の見える視差角を測るのは超精密級の観測です。普通、ここで諦めてしまいそうですが;学者には執念があるんですね。ドイツの天文学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセル(1784-1846)が1838年に初めてこの方法で、はくちょう座61番星の距離を測りました、

220px-Friedrich_Wilhelm_Bessel.jpg
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセル
はくちょう座
はくちょう座

この61番星は星座の中を本当に移動していく、固有運動が大きいので、太陽系に近いと推測され、観測対象となったようです。ベッセルが測った視差角は0.0001742度だったそうで、微かな数値だけど手応えはあった、現在の観測値から10%ほど誤差があったものの、初の快挙でしょう。距離は現在11.4光年とされています。三角視差で測れるのは太陽のすぐ近くの星だけで、そこが宇宙距離梯子の行き止まりでした。
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category: 宇宙・天体

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