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フェシュテティーチSQ:ハイドン 弦楽四重奏曲op.50-4  

ハイドンの弦楽四重奏曲、作品50、第1~6(Hob.Ⅲ:44~49)の6曲はプロシャ四重奏曲は当時のプロイセン王フリードリヒ2世に献呈された作品で、交響曲でいえば88番、89番が書かれた時期にあたり、内容も大いに期待できるものです。
今日はこのセットの第4番(Hob.Ⅲ:47)嬰ヘ短調を聴きます。ハイドン弦楽四重奏曲の分類番号は複数ありすぎて、ややこしいですね、通常はホーボーケンの番号で表記するなど、統一してほしいです;
演奏は非常に優れた全集を録音している、フェシュテティーチSQ、真面目で緻密な演奏を貫いているが、ときに少々武骨なほど、かっちり明確な表現を行い、曲の魅力を引き出します。
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Op.50-4(Hob.Ⅲ:47)嬰ヘ短調
第一楽章は嬰ヘ短調で始まるものの、長調の明るい要素が大半を占める、ユニゾンでスタッカートのついた快活な動機で開始、
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特徴的な第二主題は出てこず、すべてこの動機で出来た単一主題にも聴こえる、この動機は期待どおり展開部で充実した対位法となる。
第二楽章はイ長調で、歌謡的主題の変奏曲、第一変奏はイ短調となり、開始のvcが引き付ける、次は元のテーマを繰り返し、それを分割音に変えた変奏、次に前の第一変奏を同様に変奏する。美しく良く出来ている馴染みのハイドンらしい曲。
メヌエットはポコ・アレグレットで嬰ヘ長調、ポリフォニックに書かれたトリオは嬰ヘ短調になるが、
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主題はメヌエットとほぼ同じなのが珍しい、単一主題に拘ったような曲だ。
終楽章はフーガで、跳躍のある印象的なテーマがvcで開始される、
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太陽四重奏曲で書いた厳格な多重フーガではなく、一つのテーマのみで引き付ける、全体にソナタ形式のような部分構成にまとめ、新タイプのフーガと言えそう。
これはちょっと聴き漏らしていた傑作です。
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category: F.J.ハイドン

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