Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

クイケンSQ:モーツァルト 弦楽四重奏曲第17番「狩」  

このCDは職場のBGMとしてよく流しているのですが、CDラジカセで小音量です、ちらほらと上っ面だけ聴こえていました;自宅のシステムで聴くのは久方ぶりで、詳細に内容が聴こえると別の曲のように新鮮です^^

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バロックvn奏者は張る弦のテンションが様々だと聞きました(曲目にもよるでしょうが)、クイケンSQの楽器は一際ローテンションに聴こえます。線の細い響きですが、最弱音ppがひじょうに滑らか明瞭で、緻密な音楽となって引き付けます。vcは結構深々と響き、ピラミッドバランス、あのプティット・バンドの清涼さと同質に聴こえます。

曲はモーツァルトが珍しく長い期間をかけて作曲した6つのSQで、多くを学んだハイドンに献呈された「ハイドン・セット」の1つ、たしかモーツァルトの自宅に錚々たる顔ぶれ、ハイドン、ディッタースドルフ、ヴァンハルを招き、父レオポルトも同席してそれぞれ楽器を取り、この作品の演奏パーティーを行ったと伝わる。
中でも変ロ長調 K.458「狩」は筆のタッチまでハイドン風に仕上げている、第一楽章のスキップ風のテーマはハイドンのop.17-6(Hob.Ⅲ:30)に雰囲気が似ている。
モーツァルト K.458「狩」
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ハイドン op.17-6
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メヌエットのテーマも健康的、トリオは清涼でエレガントなテーマ、S.クイケンのvnが一際美しく奏でる。

アダージョは繊細な旋律美と安定感で満たす。ここでもクイケンSQの透明さが一段と魅力。

終楽章、アレグロ・アッサイ、ロンド風のテーマは快活で極めつけのHaydn風、
moz sq k458b
後半に入り、展開部は見事で特にその後半、対位法の中にも洒落た要素が込められていて、さすがMozart、ここも緻密なアンサンブルで味わえる。
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category: モーツァルト

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