Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

続・バスライダー問題  

バスライダー式、13コースluteの問題について、懲りずに続編です;

バスライダーの付いた位置の断面を示すとこんな感じですかね、いかにも危うい;
バスライダー
まさにペグボックス側板の片側にだけ、横倒しするようにテンションが掛かります、元々ペグボックスはこんな後付け構造を想定していなかった部分なので、強固な土台とは言えません、ネックに対し、後方に折れ、半分宙に浮いたようなペグボックスに、これまた半分宙に浮いたバスライダーがくっ付いています;;
ただ、ペグがしっかり嵌っていれば、反対側の側板にも力が伝わり、ある程度、横倒れの防止にはなっているでしょう。

一番心配なのが、バスライダーにテンションを掛けたまま、ペグを抜いてしまうことです、ほとんど無防備です、
バスライダー03
ペグを抜く際は、まずバスライダーの弦を緩めてからですね。

根本的に何とか安心な構造にできないか?こんなこと考えてみました、厚さ7㎜程度の適切な木板(メープル等)を切り抜いて図のようなピースを作って接着、反対側の側板に橋をかける、
01_201511212018411fe_20151122113802a0e.jpg
これで負荷を両側に分散する形になるのでは?これなら後付けも可能、ペグに弦を止める際、少々邪魔かもしれませんが、大きな支障はなさそうです。
こんなんではダメかな^^;
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category: リュート

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コメント

良いアイデアですね!

これなら力の分散もできて良さそうです。

この図を見ながら思ったのですが、バロック時代の製作者は、なぜこのような構造を選んだのかなという点ですね。
もちろん、さまざまなアイデアで試行錯誤したんだと想像するのですが、ダッチタイプは別にして、最後はこういう構造になったということでしょうか。
「まあいいや、どうせ故障しても、膠だし、また接着すればいいのだよ」
とまあ、こんなふうに考えていたのでしょう(笑)。

白クマ #KhmbV3kc | URL
2015/11/19 09:44 | edit

白クマ さん こんばんは

これ、自分で作れると思います^^

たぶん、当時の音楽の盛んな都市部では職人も多かったので、すぐに修理できる環境だったかもしれませんね、今はそうじゃないのが泣き所;
製作家としては、修理しやすさを考えると、ガチガチに強固な構造より、単純なほうがいいでしょう。剥がれるとしたら、きれいに剥がれるように、接着強度もほどほどで。
オリジナル楽器で、11コース→13コースにした際、ブリッジも2コース分、付け足し貼りした楽器を見ました。手間かけず使えるようにする、壊れたら直す、そんなふうだったかも?

michael #xNtCea2Y | URL
2015/11/19 19:32 | edit

昔々、日本の某有名ギター製作家(故人)がこんなリュートのペグボックスを作ってまして(w
blog-imgs-83.fc2.com/m/y/w/mywindow/pegbox151120.jpg

13コースになったのは18世紀に入ってからで、バスライダーはJ.C.ホフマンの発明との噂も。
基本11コースからの改造用で、新しく13コース・リュートを作る場合はスワンネックにしたんじゃないかしら。

奇士 #nLnvUwLc | URL
2015/11/20 22:16 | edit

奇士さん

ペグの並びを2段にしてあるんですね、バスライダーよりずっと強固な構造のようです、しかしペグボックスの裏板が無いのは、こうしないと下段のペグに弦が掛けにくいからでしょうね^^

michael #xNtCea2Y | URL
2015/11/21 01:52 | edit

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