Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

スワンネック  

またまた、13コース、バロックluteのバス糸巻きについて^^;
バロックluteは11コースが主流でしたが、これに後付け方式で13コースにしたのが前回のバスライダーでした、バロック後期になると初めから13コース仕様の楽器として作られるものが出てきて、その完成形といえるのが、ジャーマンテオルボでしょう。"ジャーマン"と付くのは主にドイツに普及したからです。もうこの頃はリュートの衰退期でもありました。
gt_201511202325471f9.jpg
2段構えの糸巻きを繋ぐ部分がクネっとまがり、スワンネックと言われる構造です、構造力学的にもバスライダーとはだいぶ違うと思います、クビが折れたという話も聞きますが^^;たぶん接合不良か、テンションが強すぎたんでしょう。正面から見ると、本体ネックに対し、やはり横に中心がずれていますが、結構、首の部分の幅はあり、耐張力もありそうです、真横から見ると、随分か細く見えますが、厚みを増すと、ネック側が重たくなってしまうので、極力軽量化してあります、弦の直線に対し、少し後方へ倒れた角度にして、これも耐張力となっているでしょう。上段の糸巻きのナットがやたら高いですが、長く使っていると上段が少し前倒れしてくるので、このナットを削って、バス弦の弦高を調整できるようにしてあります。これはユーザーが自分でできます、ナットの底をヤスリで削るだけ、この楽器も一度だけ削りましたが、その後は安定しています。
スワンネックはいやが上にもバス弦が長く細めになり、響きも明瞭になりますが、現代、これが良いという向きもあれば、短めに張るバスライダーのほうが、力感が出て良いと、好みが分かれるようです。まあ、どっちを選ぶにも良く出来た楽器が前提ですが^^;
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category: リュート

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コメント

こんばんは♪

弦が重なっているところ、
弾くの難しそうですね~

美しい松みたいな形、
貴重な楽器です!

私の弓の先はスワンヘッドですが
スワンネックは初耳ですΣ(゚Д゚)

吉瀬 弥恵子 #- | URL
2015/11/21 00:56 | edit

吉瀬さん こんばんは

低音部分が長くなっていますが、弾く要領はまったく同じで
問題ないのですが、調弦の際、上の糸倉はぐっと手を伸ばして、
やっと届くくらいです、枝ぶりはいいですかね^^;

michael #xNtCea2Y | URL
2015/11/21 01:34 | edit

知りませんでした・・・

上段の糸巻きのナットがやたら高いですが・・・・・・・
の話は勉強になりました。
私の場合、スワンネックの余裕のある低音がどうしてもバスライダーよりもジャーマンに手が伸びる理由になってます。

LUTE #xWZbQHpc | URL
2015/11/21 08:02 | edit

LUTEさん こんにちは

やはり好みですね^^LUTEさんはクリアトーンのジャーマン、
私はズ太い響きのバスライダー、
近頃はジャーマンにもPVFの太いのを張り、巻弦を使用していません;
でも巻弦の予備はちゃんとありますv

michael #xNtCea2Y | URL
2015/11/21 14:30 | edit

私はバスライダー派ですね。

構造的なことが気になって、神経を消耗しそうで。。

白クマ #2g3VIjb6 | URL
2015/11/21 21:01 | edit

もう一つ

思い出したのが、ジャーマンの調弦のやり易さです。。。
でも、バスライダーも以前、かきとしさんが紹介されていた3Mのテープをナットに張ってからは苦にならなくなりましたがね。

LUTE #- | URL
2015/11/21 23:09 | edit

白クマさん、LUTEさん

ここでもう、好みが二派に分かれましたね^^

私は普段はバスライダー、ときにジャーマンの長い響きが聴きたくなるっていう割合です^^

たしかにジャーマンはナットの滑りがよく、調弦はラクです。今は巻弦を張っていないので、バスライダーでもわりとラクに調弦できますね。

michael #xNtCea2Y | URL
2015/11/21 23:24 | edit

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