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フリッチャイの「英雄」  

ハイドンの時代までは交響曲は長くても30分前後(これ以上長いと聴衆が居眠りしだす?)というのが普通だったかもしれません。それをベトーヴェンは第3番で一気に約50分という長大なものにしました。これで中身が無いと超退屈なシロモノになるところ、音楽史がベートーヴェンの力量を発揮させる筋書きだった?ような傑作ですね。
第1楽章は冒頭のトゥッティの2打で引きつけ、息の長い推進力に乗せられて行きます。じりじりと長いクレッシェンドの効果が得られるのも曲の長大さゆえですね。第2楽章では深みのあるフーガが聴かれます、終楽章もフーガなど多くの技法を織り込んだ変奏曲になっていて、変奏の一つを聴くだけでも充実しています。

今日は珠玉の1枚、F.フリッチャイ指揮、BPO盤を聴きました。1958年D.G

be nr3

フリッチャイはヴァイオリン、クラリネット、トロンボーン、打楽器の演奏を習得しているそうで、オーケストラ指揮者になる準備万端ですね^^
「英雄」でもやはり弦楽のしなやかな"弓"の表情が味わえます、ピアニッシモの超弱音から強奏まで幅をもたせ壮大かつ、じっくりと聴かせていきます。(K.ベームの場合、ほどほどに押えてカチっとまとめ上げますが)第2楽章も申し分なし、きわめつけは終楽章、終盤近くで金管が高らかにテーマを吹奏しますが、フリッチャイは驚くほど豪奏にしています(ベームもカラヤンも比較的穏やかにしていますが)、ここを聴かせるために進めてきたみたいな・・'58年D.Gはこの透明感と厚みを帯びた金管の音響を歪みなく漏らさず録音しきっています!LP盤では針が追いつかなかったかも?;
カップリングされている「エグモント」序曲も最高、ここまで心揺り動かす演奏はないですね。
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