Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.53「帝国」  

全集ものを手にするとき、その中でお気に入りの傑作の出来栄えはどうだろう、というのはとても気になるところで、それで全集の魅力も左右されてしまいます。

今日はD.R.デイヴィスのハイドン交響曲全集からCD23、中期の傑作No.53「帝国」を聴く、

hay sym53
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

この曲は広く出版されたそうで、アメリカでも知られていたという、(ちなみにアメリカではハイドンより、ヴァンハルのほうが人気だったとも聞く。)さすがに「帝国」は意欲作らしい充実度で、後期の作品の先取りのようだ。デイヴィスは屈指の名演でこれは高得点^^

第一楽章、短めで堂々とした序奏、デイヴィスは引きずらずさらりと演奏、主部の動機が始まる、程良い快速度である、
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なんか頼り無げな動機だが、29小節からfでぐっと風格を付け、ぐいぐい逞しく発展するのが痛快、76小節から穏やかな第二主題が出る。展開部も第一主題がメインで、対位法的な書法で彫が深く素晴らしい。
第二楽章、歌謡調の主題による変奏曲、ここもデイヴィスはさらりと快調にまとめる。
メヌエット、明快できっぱりとした主題は飽きることがない傑作、デイヴィスのアレグレットくらいのテンポとtimpの心地よい弾き締め、申し分なし。
終楽章、この楽章は差替え版が書かれていて、デイヴィスはA版のカプリチォを見事に演奏、一番お気に入りはこのA版だが、B板もよく演奏される(A.フィッシャー盤はBを演奏)、他にもC、D版があるが、イマイチで偽作の可能性ありとのこと。
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category: F.J.ハイドン

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