Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

O.スウィトナー:ベートーヴェン交響曲No.1  

スウィトナーのオーケストラ音盤を聴いていつも思うのは、まさしく"交響"であり、"塊響"になっていないこと。演奏はもとより、録音スタッフの技術とセンスにより最高の出来栄えとなっている。世界に先駆けたDENONのデジタル(PCM)録音であるが、その音源をLP盤に収めるカッティング技術もまた素晴らしく、何度か同録音のCDと聴き比べたが、不思議にもLP盤のサウンドの豊かさに軍配が上がる。お気に入りのLP盤は予備をもう1枚置いている^^

今日はベートーヴェン交響曲第1番に針を下ろした。
sui be sym 1
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン


清涼で味わい深いvn群、懐深い低音のピラミッドバランス、2nd vnやvaの内声もくっきり、そこに管が鮮やかに溶け合う、この好バランスの響きを聴くだけで満足だが、スウィトナーの一言で言えない音楽作りに引き付けられる、スウィトナーの指揮ぶりは外見はぶっきら棒と言われるそうだが、もはやオケとは以心伝心かと思われるような、じつにデリケートな要求が実現されている。
ベートーヴェン交響曲第1番は上手い演奏は多々あるが、角張った武骨な演奏に陥るところ、スウィトナーの演奏は常に強引さのない力感が心地よい、力強く始める序奏も清潔感を伴い、主部へ流れこむが、pで始める動機がしなやか、これは繰り返され、25小節でsf、そのあとが余韻の響きのようにpで奏される、
sc01_2015121321163767f.jpg
スタッカートも強調せず、感覚上はレガート、この何とも言えぬセンス、耳疲れせず、最後まで聴き味わってしまう。
第二楽章で、timpが弱奏する所があるが、これも余韻までよく聴かせ、他のパートが邪魔をしない絶妙バランス、
メヌエット、事実上スケルツォだが、スウィトナーは期待どおり、快活にまとめる。
終楽章、導入部があるが、開始はズバっとダイナミック、ここもスウィトナーらしい、そして軽快な主部は心地よく、快速で見事締めくくる。

この演奏(録音)を聴くと、同じ音作りで、ハイドンのsym 102番や103番など録音があったら、さぞかし素晴らしいだろうと思えてくる・・^^;
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